Yamazaki Blog
2010/08/20 最も大事な日
明日イベントを迎えるにあたり、心地よい緊張感に包まれている山崎です。
明日はマザーハウスで最も大事な日。
第6回マザーハウスお客様イベントが表参道で行われます。
第1回お客様イベントがあったのが、2006年10月。
今でも昨日のことのように覚えています。
店舗を持っていなかった私たちが、バッグを買って下さったお客様と
直接お話しする場所を持ちたいと思って、はじめたこと。
定員が45名だったのにも関わらず、
全く埋まらずに自分の家族にまで声をかけて一生懸命に定員を埋めたこと。
開始10分前までぱらぱらとしかお客様がいらっしゃらず、
本当に45名のお客様に来ていただけるかどうか、不安だったこと。
山口が緊張して、何度も何度も話すのにつっかえたこと。
そして、そこにいる山口以外のスタッフ全員が、他で仕事をしているのにも関わらず、
皆で仕事後に準備をして、イベント当日、マザーハウスの名札を付けて、整列したこと。
そして第1回、お客様イベントが終わった時、外に出た夜風が気持ちよくて、
このイベントはマザーハウスが続く限り、絶対に続けたい、と思いました。
毎回、イベントの度にこの1回目のイベントを思い出してきて、気付けば
イベントも6回目を迎えました。もう6回目になるんだと思うと不思議だけど、
過去5回、全てに思い出があります。
今、目の前では皆一生懸命準備してる。
ああ、この雰囲気も何度も感じてきたことだなぁ。
この何とも言えない高揚感を今年も味わえていることは幸せだなぁ。
明日も全力で皆様をお迎えさせていただきます。
マザーハウスの今を感じていただくマザーハウスお客様イベントは明日です。
2010/08/01 見えない国の見えない場所
バングラで食欲減退中の山崎です。
今年は異常気象で雨も少ないし、比較的涼しくて(って言っても暑いけど)、
いつもに比べたら過ごしやすいバングラデシュになってる。
先日、あるサプライヤーの元へ行く途中、
オールドダッカの街の中心街に白い高い壁。
そして、たくさんの人だかり(といってもどこでもそうですが)。
「これ何(ベンガル語ではエタキ?)」
「これは刑務所だよ」
モインさん(マトリゴールDirector)と
アランさん(マトリゴールアシスタントオフィサー)が答えてくれました。
というか、こんなとこにあるん??
普通に街のど真ん中、それももっとも人口密度の高いところ。
白い壁に囲まれているとはいえ、周りには、その白い壁よりも高い建物があり、
そして、面会を求める人々にまわりは溢れ、加えてその人たち向けに
お店もたくさんある。
日本の刑務所とは全く似てもにつかない環境。
そもそも・・・
ストリートで生活し、次の日の暮らしもままならない、
そんな人々も多い、最貧国。
それなら犯罪を犯して、刑務所内で生活した方がいいと
考える人々はいないのだろうか?
先進国でも、刑務所の位置づけは絶えず議論の焦点になっています。
刑罰なのか更生なのか、監視社会か管理社会かという点でも
コストだけではなく、社会公正の観点でも議論されます。
この国はどうなんだろう?
「そもそも最底辺の貧しい人が刑務所に入りたがったりしないのかい?」
「(モイン)トンデモナイ!!!」
「この刑務所は2万人収容のところ、15万人も放り込んでいる。
どこの刑務所もキャパシティを大きく超えてる。
寝るところはなく、人の上に重なるか、立ったまま寝るかだよ。
ご飯はご飯と呼べるものじゃない。酷く劣悪だけど、見えない場所だから
問題視されない。それよりも先に目に見えるところの改善が必要だから。」
そうか。確かにそうじゃなければ、皆入りたがってしまう・・・
ただ、この国でそんな「見えない場所」の在り方が議論されるのは当分先でしょうね。
日本ですら、「見えない場所」「見たくない場所」の議論は
なされなくなってますから。
バングラデシュは最近、ポジティブな側面を語られることが多いですが、
未だに負の部分は沢山内包しているのです。
2010/07/30 モノづくりの国じゃなかったけ?
結局、バングラでも日々の業務に取り込まれて
なかなかマネジメントと戦略を話し込めていない山崎です。
最近は、バングラデシュにいることが多くなってきているのですが、
それも自社工場が拡大を続けているというのが一番大きな理由です。
日本では、SPA(製造小売)という言葉が流行っていますが、
その点からすれば、私たちは純粋SPAです。
SPAと呼ばれるようなアパレル企業も
ほとんどは自社工場を持っているわけではなく、
生産委託を直接やっているということで、SPA、その点では
製造をしているというわけではありませんし、
製造のリスクを取っているわけではありません。
実は私たちは、ベンチャーにしては非常に珍しく、
海外に工場を持っているアパレル企業なのです。
その点で、あえて純粋SPAと言ってみました。
しかしながら、日頃取材などを受けても、
その点に注目する論調というのはあまりありません。
勿論、生産拠点が海外にあるからビジュアル的に見えない
というのはあるとは思いますが、
取材などでもどちらかというと、社会的視点やマーケティング側に
フォーカスがあたることが多く、
生産方法などが質問にあがることは非常にまれです。
実は、私たちのコアの一つは生産側にあります。
勿論、ここではお話しできないのですが・・・。
まぁもともとの理念も、「途上国から世界に通用するブランドをつくる」なので。
以前も、
ある女性社長さんに言われて、ああ、そうかと思ったことがありました。
それは
「工場を持って製造しているベンチャーで女性が社長をしているところってない。」
なるほど。っと思ったのですが、
それどころか、最近ではあまりモノづくりベンチャーというのは聞かないですね。
日本はノづくりの国という見方はまだまだ根強いと思います。
確かに途上国に出ても、日本のモノづくりに対するリスペクトを強く感じます。
にも関わらず、本当に日本人はモノづくりの現場を近く感じているのか、
そして新しいモノづくりに挑戦しているということに対する理解が
どれだけあるのだろうか、そういう環境を感じることはあります。
私たちのミッションの中に、モノづくりということは外せません。
HISさんとコラボレーションして行っている工場訪問ツアーなどは
その中で生まれてきたビジネスアクションです。
もっとモノづくりを近く感じてもらえるように
色々と施策を考えていきたいと思っています。

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