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2009/12/31 Goto in Bangladesh 来年はよりプロフェッショナルを目指して!
皆様
いよいよ年の瀬となりました。
私は年末、最後の営業を終えた戸越店で行われた忘年会に滑り込むように
日本に帰国しました。
この一年は視野の広がった一年間でした。
1月、初めてのバングラ出張。
今では日本以上に現地にいることの方が多い状態になりました。
私にとってバングラは今、日本以上に自分がいることの意味が感じられる場所になっています。
日本よりもシンプルな構造(「生産」に特化したという意味で)のため、
その運営の仕方が見えやすいことも大きな学びをもたらしてくれました。
今年広がった視野を、来年からどう活かしていくか。
私は入り口から出口までが見えたこの一年を活かして、
今度は自分のポジションでよりプロフェッショナルであることを目指したいと思っています。
今年はほとんどがバングラに生産側として一人でいる体制でした。※
ですので、あちらにいると何でも屋の如く走り回ります。
商品開発・生産管理・品質管理・PR関連業務・・・などなど。
※(猪野お父さんは染色・生地のスペシャリストとして駐在しています。)
来年会社にお願いしているのは生産側の人間バングラ二人体制です。
既に現地を回すためには一人では回らない状況になっています。
今までは一人でなんとか回せる状態でした。
ですのでそこで必要な全てを曲がりなりにもつとめることが必要でした。
これが二人になれば自分の担当分野により特化した仕事が求められます。
会社がより大きくなり細分化すればするほどその兆候は大きくなりますよね。
自分の分野のプロフェッショナルであること。
会社の規模により求められるあり方が異なるのと同時に、
私自身もひとつひとつ学びながら
よりプロフェッショナルとしてのあり方を学んでいきたいと思っています。
もちろんまだまだ一人が何役かこなさなければならない現状は変りませんが、
意識としてはその先を見据えて一歩先のプロフェッショナルを目指していきたい
そう思っています。
本年中ブログをお読み下さったお客様、どうもありがとうございました。
色々と悩みぶつかりながらの日々は来年もまだまだ続きます。
来年もまたどうぞよろしくお願い致します。
後藤 愛
What's up
2009/12/15 Goto in Bangladesh モイン、旅立つ!
「どたばた・どたばた・どたばた」
効果音が聞こえてきそうな出国前の数日を終えて、
(次から次へと問題が発生するので、終えてはいないのですが)
昨日深夜モインが初の日本出張へと旅だって行きました。
クールなモインですが、やっぱり
「日本行きを楽しみにしているな」
と感じられる瞬間がたくさんあって、
私はこの機会を本当に心待ちにしていました。
私がこちらに来た最初の頃、
モインももう一人のマネジメントマムンもマザーハウスに参画して間もないころでした。
そして、私も初のバングラ。
慣れない環境と、山積みの問題。
私はうまくコミュニケーションが取れず辛い時期となり
彼らにとってもマザーハウスという会社のスピードと仕事量の多さに苦戦しているように見えました。
その後、私がバングラに行く回を重ねる毎に見えてきた、
彼らがいかに全力を尽くして、このバングラという環境で
日本からの(時に無理な)依頼をコントロールしてくれているか。
その努力を今年に入ってからは誰よりも近くで感じてきました。
幾度となく問題に直面するたび、
「彼らが日本を訪れる日が早く来ないだろうか」
そう感じていました。
それは、自分達の作ったバッグが
どこで
どのようにして、
どんなスタッフによって
どんな風に
どのようなお客様に
お買い上げ頂いているのか
私達が意識している「入り口から出口まで」
を彼らにも体験してもらえることが
何か大きな変化をもたらすのではないかと感じていたからです。
今後のモイン自身にとっても、そしてモインだけでなく
現地の工場全体にとっても。
モインは、この会社で働く前から世界展開している外資系企業で働いてきました。
ですが、マザーカンパニーのある本拠地には一度も行っていませんでした。
「販売地のマーケットを知る必要がある」
モインの口からその言葉が出た時、
「行けるよ、きっとすぐに」
そう言って、私としては彼が日本に行く日が近いことを確信していたものの、
予定が提示できることもなく、
モインとしてはおそらく今までの経験上、
そんなにすぐにその日が訪れることは期待していなかったと思います。
ですので、やっと実現したこの機会が
モインの次に嬉しいと思っているんじゃないかと思うくらい
(「私の方が」という異議が聞こえてきそうですが、それくらい)
私も嬉しいんです。
少しずつ信頼関係が築けるようになって、
そして一緒にバングラを担当しているというチーム意識も共有出来るようになった今、
我らがチームリーダーモインの
満を持しての日本出張になんだか誇らしい気すらしています(笑)
彼がどのように新たな視野を広げて帰って来てくれるのか、
楽しみにしながらバングラをマムンと守っていようと思います。
お客様と直接お会いすることは既にHISツアーでさせて頂いておりますが、
・店舗に立って接客をさせて頂く
・イベントでみなさんの前でお話しする
・東京のみではなく、関西にも出向いて、
多くのお客様にお会いする
・日本のスタッフと一緒に働いてみる
そして何より
・色々な視点から日本という地を感じてくる
帰ってから「どうだった?」と聞いたときの答えが
楽しみです。
イベントにお申し込み頂いたお客様、
そして店舗に足をお運び下さる予定のお客様、
本日モインは皆様にお会いすることを楽しみに
無事に日本に到着しました!
2009/12/10 Goto in Bangladesh 意外なリクエスト
皆様
こんにちは。
イードホリデー中の今月2日より再度バングラ入りしました。
通常イードホリデーは3日まで。
そして次の日の4日は金曜で休みということで
5日から始動開始が多いところなのですが、
私達マトリゴール工場は生産がなかなか追いつかないという嬉しい悲鳴により、
まずは需要を満たすべく2日から生産を開始しております。
カットされたイードホリデーは、
「日本ではクリスマスムード一色らしいのに、こちらでは全然感じられない(笑)」
クリスマスホリデーにプラスされますのでご安心を!
(イスラム圏にもクリスマスホリデーってあるんだなと驚いていたら、むしろ世界中の国にクリスマスホリデーがあると思っていたモインが日本がないことに驚いていました。)
いつ来ても思うのですが、本当にどたばたしています。
人も私がこちらに来てから新しく2人トライアルで働いています。
前回の滞在中にも、2人新しいスタッフが来てくれました。
徐々に徐々に、ですが広がりを感じつつある自社工場です。
まだまだ需要を追いかける状態になってしまっているところが反省すべきところですが、
なんとかかんとかこちらもマンパワー全開でやりくりしています。
ところで・・・、
前回の出張を終える前にみんなに次に来るときに必要なもののリクエストを聞いたところ、
1.スマイル
2.フォト
3.カタログ
ということでした。
私としては必要な工具とか、きっとリクエストされるであろうお菓子とかを想定していたのですが、
意外なことにNo.1はスマイル!
問題発生が相次いだとはいえ、本当に前回は足りなかったんだなと反省しました。
そして、フォト。
これはうちの猪野お父さんが前回日本に帰国した際に
大量の写真を現像して持ってきてくれてみんなに配ってくれてからリクエストがされるようになりました。
現在はデータでのやりとりがむしろ一般的な日本ですが、
こちらではやっぱり一枚ずつあの紙でもらいたいんですよね。
というわけで、こちら前回お越し頂いたHISのお客様の写真提供のご協力も頂き(高橋さん、皆様、どうもありがとうございました!)無事届けることが出来ました。
そして、カタログ。
カタログがお手元にある方、お気付きでしょうか?
最新のカタログには後ろに「マザーハウスアクション」
というページが追加され、そこに現地スタッフの写真が載っているのです。
何気なく(だと思うのですが)工藤がHISツアー中に最新カタログを持ってきてくれたところ、
それに自分達が載っているのをみてやんややんやの大騒ぎ。
「1枚だけだよー」
という不満まで出てきて、次に来るときには一人に一つ欲しいというリクエストがされたのでした。
ですが時期悪く、帰国してすぐに会議中に
「カタログが不足しています。必要な店舗のみなんとかやりくりしますのでご相談下さい」
と清水から発表されたましたが、
(その後「なんとかやりくり出来るなら最初からしてよ」という山口の突っ込みがすかさず入りました)
「店舗じゃないですが、工場用に20部ほど・・・」
問題なくもらって持ってきました。
実は実は・・・、このオフィシャル(!?)な依頼の前に、
数人からおねだりされていたものがありました。
それはなんと・・・、
ボールペン
なぜ?
と聞いたのですが、あまり明快な答えはわからず。
「かっこいい日本のボールペンが欲しい」
なるほど。
「色はみんな黒だからグリーンがいいな」
ほ~。
(ちなみに、リクエストフロムバポン)
他にも
「ジャパニ・ボールペンプリーズ、マダム」
なんで?
バングラにもあるじゃん。
「バングラのじゃなくて、日本のが欲しい」
(リクエストフロム、モルシェド)
最も近いところで仕事をしている
モルシェドとバポンにおねだりされるということは、
聞けていないだけでみんな欲しいんだろうな~。
そして、平等性を忘れるわけにはいきませんので、
日本を出る前に文房具屋さんに行って買ってきました。
色々な種類のボールペンをたんまりと。
ディレクター陣のモイン・マムンもけっこう嬉しそうに選んでいて、
意外な需要を発見したのでした。
(何で、ボールペン?という疑問はまだありますけれど(笑))
というわけで、今回私はなんと言っても
1.スマイル
を維持できるよう努力したいと思っています。
早速ちょいちょい問題発生しているので、難しい時も多々ありますが・・・努力します(笑)
2009/11/18 Goto in Bangladesh 足場を固めたい
こちらに来てから、ずっと一つの大きな問題と直面してきました。
来た当初に問題が発生した時、そのときはまだ第二・第三の補助線があって、
そこで何とか解決出来るだろうという安心がありました。
その後その補助線がひとつまたひとつときかなくなり、
気がついたらあれよあれよという間にバックアッププランを使うことになりました。
バックアップは、あくまで急遽立てたバックアップです。
それにここは、バングラという国。
確かなものを急に求めるのが難しい国ですから、毎日状況が変わっていきました。
その中で「これが最適ではないか」と思える解決案をその都度考え、
協議し、最大限解決に向けて動いていきました。
それなのに、まるで大きな悪魔にでも取り憑かれたように、
これが最善だ
そう思ってがんばることがことごとくうまくいかない状況が続きました。
肉体的に・精神的に関係する全員が消耗していき、
衝突することも出てきました。
誰もが極限の状況で戦っていたのです。
ある時私とモインが言い争った後、落ち着いて話をし直して、
「最善だと思ってやることが、なぜかこの件に関してはいつも裏目に出てしまう」
とモインに言ったら、「全員がそうだ」と言っていました。
それくらい全員が模索し、走り続けていました。
日々状況は変わり続け、トライし続け、失敗しながらも
期限が近づくにつれて少しずつ少しずつ進んでいきました。
思いつく限りの策を講じた後に、最初の案に戻ったりしながら・・・。
そうして先日、1ヶ月以上続いたトラブルがようやく一山越えました。
あれだけの策を講じて、全員がベストを尽くして、
それでもあんなに失敗し続けるというのは尋常なことではなったと思っています。
これは、私達に何か大きなことを教えるために起こっているんじゃないか、
問題の渦中にいる途中からそんな風に感じるようになりました。
何を教えられていたのか。それは、
「システムをつくる必要がある」
私はそう理解しています。
いつも走り続けるマザーハウス。
でもしっかりと走り続けるためには、
足元をもっとしっかりと固めなくては。
まだまだ固まっていない泥の上を走っていては、
ずぶずぶと足が取られてなかなか前に進めない。
この一ヶ月間はまるでそんな感覚でした。
地盤を固めること
走りたい人はもっと効率よく走れるように
歩きたい人は自分のペースで歩けるように、
しっかり足場を固めたい
それが私が今ここにいることの使命だとも思うようになってきました。
この戦いは一山は超えましたが、まだ終わっていないので
また少し休んだら戦闘態勢に入りたいと思います。
2ndの戦いは、
もうちょっとシステマティックに動けると・・・・いいなと思ってます。
P.S.
長らくブログを更新できませんでしたが、戦いの渦中にHISツアーがあり、
多くのお客様が工場にいらして下さいました。
私は工員のみんなが皆さんが来るのを楽しみにしていて、
そしてお会い出来るのをとっても喜んでいるのだと心から感じられて、
それが本当に嬉しかったです。
皆さんがこんなに遠くまではるばるいらして下さったこと、
そしてみんなと一緒にバッグを作ったりお話したり写真を撮ったりして楽しく過ごせた時間。
それは現地スタッフのみんなにとって感動と誇りになっています。
バングラを代表してご参加下さった皆様にお礼申し上げます!
本当に、ありがとうございました。
2009/10/24 Goto in Bangladesh 失敗から学ぶ
前回からずいぶんと時間が経ってしまいました。
こちらに来てすでに2週間と少しが経ちました。
今回は仕事として、そして個人的にいろいろと反省することの多い滞在になっています。
問題が発生した時に「何がいけなかったのか」を分析した後は
「どうしたら解決出来るのか」に心を切り替えること。
頭では分かっていて解決のために動いてはいても、
思考は「何が悪かったのか」を考え続けてしまう状況が続いていました。
「次回繰り返さないためにはどうしたら良いのかを考えているのだ」
と自分に言いきかせていましたが、要因を分析した後は
そこに思考を注ぎ続けても意味がないのだ。
どんなにシステムが出来て、ミスを犯す危険性を少なくしたところで、
この発想を続けていては同じ過ちを繰り返し続けると思う。
生産は日々動いていて、決断や解決のリミットは刻々と迫ってくる。
学びという名目のネガティブな思考を続けている余裕はないだ。
そして改めて、
私たちのものつくりにとって大切なものは何かということを考えていました。
理念・品質・デザイン
常にしっかりとした基準を持ち、
全ての選択において迷った場合にはベースに立ち返ることの大切さ。
ものつくりの現場では、何年何十年繰り返しても
様々なトラブルが起こるもの。
長年染色会社で生産にあたってきた猪野お父さんの言葉が身にしみます。
トラブルはあって当たり前のこと。
ひとつひとつの失敗とどのような姿勢で向き合い、
そこから何を学ぶかが今後の個人の、そして会社の成長を大きく変えるのだ。
そんなこんなで私がどたばたしている最中、
生産は順調に進んでいき、先日ようやく皆様のもとに大量の商品が送り出せました。
一度にここまでまとまった出荷がされるのは私が知る限り初めてのことです!
自社工場と提携している工場から、一気に飛び立っていったバック達。
もうすぐ店舗で皆様をお迎え出来ると思います。







































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