Project Blog
2010/07/12 Bangladesh Blog 種まき
昨日CNGの中でふと思いました。
「逆のところにまで来てしまったんだなぁ・・・」と。
マザーハウスに入る前に少しの間アパレル企業で働きました。
そこは、パリコレに出ている学生の時からの憧れの会社でした。
デザイナーのアシスタントとして出来ることは何でも
やりました、と書きたいところですがやろうとしました。
なぜ「やりました」ではないかと言うと、
やることなすことビックリするくらいうまくいかないものがほとんどだったのです。
必至に頑張っているつもりなのに、なぜこんなに駄目なのか。
本当に毎日毎日必至でやっても駄目で駄目で、
何をどうしたら改善出来るのかもよくわからない状況でした。
結果としては、私の力不足だったと思います。
あとは会社にも馴染めなかったとも言えるかと思います。
でも、それにしてもどうしてこんなにも駄目なのか・・・
自分が「世界一使えない人間」のように思えて
本当に多くの日を泣きながら帰宅した日々でした。
何もかもうまくいかず、精神的に行き詰まっていた
その頃心の支えは
「私がいくら傷ついても、私は誰かを傷つけてはいないよな・・・」
ということでした。
記憶を辿っては「うん、誰も傷付けはしていないはず・・・」
と、もはやプラスのことではなく、
少なくともマイナスのこのようなことはしていない、というところが
なけなしの砦のようになっていました。
もちろん、そんな精神状態で「デザイン」なんて
出来るものではありませんでした。
デザインをするのも、しないのも恐くなっていました。
結局半年間の試用期間があったのですが、それが終わる手前で
離れることにしました。
その後模索を続け、ドイツに行ったり帰ってしばし別のことをしたりしていたところ、
山口の本と出会い、マザーハウスを知ることになりました。
マザーハウスに入ってからは、
上に書いたような経験をしていたので、
「人の倍以上やって、やっと一人前なんだ!」
そう思って仕事をしました。
気持ちとしては、ブルドーザーみたいに・笑
やれることを何でもやったと思います。
最初の年の暮れに「がんばったで賞」のようなもの(山口からの社長賞)をもらい、
「迷惑を掛けないように」
とひたすら走り続けたその様子が、
「ここまでがむしゃらに走れるよ」とでも言うようなメッセージのようなものを
もしかすると周囲に伝えられたりしたのかもしれない・・・
と(勝手にですけれど・笑)感じました。
そうした気持ちで走り続けた1年目から、
2年目はなにやら1年目より余裕をもつようになり、
3年目の今、先日メールに書いたような
気が強く感情が出てきやすい状況になっている自分に気が付きました。
日本とバングラという戦う場の違いはありますが、
こういう部分は、世界のどこでも変わってはいけないように思っています。
あぁ、こんなところまで来てしまったんだなぁ・・・
数年前のあの時の私は、
「誰かを傷つけてはいない」それがまるで唯一の心の支えですらあったのに、
言い争ったり、感情をぶつけて不快な思いにさせたりしてしまうことが
(もちろん、その分言い返され、ぶつけ返されているわけではありますが)
日常的にある、今。
人間って、こんなに短期間で、
こんなに変わってしまうのか・・・
と衝撃的に気付きました。
多くを求めすぎたり、期待しすぎたり、言いすぎたりしていることが
原因なんだろうと思います。
その「求めること・期待すること・言うこと」も、
本当に相手のためにやっているのであれば問題ないでしょうが、
結局自分に返って来て欲しい部分が混ざっているんですよね。
例えて言うならば種まきなのかな、と思います。
種を自分に入れて、根っこが自分の中にある状態で
人に提示すると多分うまくいかないんです。
その栄養は自分に返ってくることになるので。
そうではなくて、種を相手に
「こんな種、どう?」
と紹介したり提案したりして
「いいね」と思えば相手自身がその人の中に種まきをする。
それが必要なのだなと思います。
そんなこんなで頭の中では割とすっきりしたのですが、
じゃあ、明日からうまくいく
というほど簡単なものではないなということもわかっています。
特にチームワークでやる仕事で
自分が責任を取ることなどは難しいなと思います。
でも、自分からやることでしか何事も始められないですからね。
明日はまた出荷の日です。
気合いを入れていきたいと思います。
検品をしていますが、
まだ出荷量の3分の1程度しか終わっていない状態で、
明日一日ではかなりハードなのですが、頑張ります。
「時間的にはかなりタイトだけど、明日頑張るね」
と明日出荷の提携工場の生産マネージャーに伝えたところ、
「○○の生産の時(以前に生産がぎりぎりまで押したことで
検品の時間が本当に無くて、血管が切れるんじゃないかと思うくらい
急いで・集中して検品してなんとか終わらせた出荷がありました)、
あの時のスピードがあるから大丈夫だよ」
などと言われました。
そういう「完全なるボトム」のラインとかバックアップ策などを
すぐにあてにしてしまうのは、ここの悪い癖です。
コメント
検品どうですか??
血管切れてませんか??
血管が切れない程度にがんばってください!
おじいさん
血管は切れず、無事終えてきました!
頻繁にある出荷がかなり日常の一部になってきたところです。
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