Project Blog
2010/07/06 Bangladesh Blog 以前にも感じたことのある・・・
こんにちは。
ご無沙汰してしまいました。
今回は初めて3ヵ月くらい滞在します。
ブログを書かない間もバングラでなんやかやと動いていました。
全く暑くて頭が回らない日々です・笑
最近、反省しながら感じてることがあります。
ビックリするくらいすぐに感情的になってしまうのです。
なんでだろう?
日本ではここまでは瞬間湯沸かし器のようではないのに・・・。
今の段階では既に関係性を築けている、
そう思えるマネジメント・スタッフが多くなっています。
その中で、でも「まだまだ信頼関係なんて築けてなかったんだな・・・」
そう思えてくる機会もあって、その度に振出しに戻ったような
無力感に襲われます。
特に良くあるケースが、
私と特定の相手との間で話し合っていたことでも、
相手が何か問題だと感じると、私ではなくその上のマネジメントに
伝えるというケース。
直接言ってもらって、話し合えばいいんじゃないの?
あの話し合いの中で、「違う」「おかしい」と思うのなら、
言ってくれたら、どんなに良かっただろう?
そう思って、途方にくれます。
それに、私にバングラ側マネジメントから直接伝えられるのなら良い方で、
時に日本側マネジメントから私に降りてくることもある。
顔を向き合わせて今すぐに話し合える環境のなかで、
この遠回りな情報経路は、毎回涙が出るような無力感を運んできます。
この国には、文化的にこのような方法を用いるところがあります。
それは、理解しています。
でも、「もう気心が知れた仲」そう思っている相手から言われると特に、
自分ががんばるその基になっている「みんなとの信頼関係」
というベースがぽろぽろと崩れるような気がしてきてしまうのです。
そして、気が付くと必要以上に気が強く感情的な自分がいました。
なんて難しいんだろう・・・・・・
そう思いながら、数日この国で日々奮闘している難しさが、
過去に経験したことのある何かに近い感じがする・・・ともやもや感じていました。
「これだ・・・」と思ったそれは、この会社に入る前に
車椅子ユーザー用の服を作っている会社に研修にドイツへ行った際、
ステイしていた家で3歳の女の子をベビーシッターしていた時の経験でした。
彼女は素敵なお母さんとお父さんのもとに生まれ、
たっぷり愛されて育った可愛い女の子です。
でも、どんなに可愛い子でも、
おそらく子供って天使でありすごく意地悪でもあるんですよね。
もちろん例にもれず、可愛くて純粋で、そして時々意地悪でもありました・笑
毎日毎日思い通りになんて全然いかない日々です。
駄目だと思っているのに(大の大人の私と、3歳の女の子が)
言い合うような機会が何度もありました。
精神的に消耗すると、感情的にものを言ってしまうこともありました。
その後すごく反省して、
「もうやめよう」と思う、その繰り返し。。。
子供は子供で言葉のハンディなど
私の弱みが何かもちゃんとわかっているんですよね。
それと、「嫌い」という言葉・・・。
これって子供が持っている王道の言葉のナイフかと。
彼女も一時の感情で言っているとわかっていても、
どれほど傷ついて、泣いたことか。。
シッター中にお母さんと話した時、こんなことを言っていました。
「子育てでは親も感情的な限界まで行く。子育てって戦いみたいなもの」ということ。
私の友人の多くはもうママになりました。
そして、このことが頭をよぎった時に、
「もしかして、まだ親として学ぶ機会を得られない代わりに
今このような経験をさせてもらっているのかな?」
そんな風にも思えてきました。。
だから、思うようにいかないのは当たり前で
それこそがありがたいことなのかもしれないと。。
私には今ひとつ宿題があります。
数日前に感情的に怒ってしまったバポンにきちんと
「ごめんなさい」と言うこと。
会ったら「昨日はごめん」
そう言おうと思っていたのに、
何も無かったかのように明るく接してくれる彼に
きちんと「ごめん」を伝える機会をうまく見つけられないまま
数日を過ごしてしまいました。
きちんと伝えて、
感情の歯止めの一歩としたいと思います。
今の状況を乗り越えて、理性でみんなと信頼関係を築いていく。
それが今の課題のようです。
コメント
初めまして、カメ子と申します。
ブロクをは意見させて頂き、何度読んでも涙がでそうになりました。
沢山の苦悩があるのですね「信頼関係」難しい課題ですね、心が痛みますね。
でも、心が痛むのは後藤さまが本当にとても「一生懸命」だからなんですね。たまには、ご自身の心を温かく愛撫してあげて下さいませ。
知ったような事と...とお気持ちへ触れたら申し分けありあません。
好きな詩人:加島祥造さんの言葉に
「求めない」
という詩の一説に
求めない
すると
ひとは君に心を向ける
求めない
するとひととの調和が起こる
etc...
とても深いのですが...。
これを読んだとき、なるほどと思いました。
少し楽になれました。この意見が皆に当てはまるかは
分かりませんが、時にはこの思想も心には必要なのかと思いました。
もちろん夢への情熱だったりへの願望への求める気持ちは大切ですが、
時には。
もう一方、寺山修司さんの詩の1つに
「不幸な物語のあとには、かならず幸福な人生が出番をまっています」
現在が不幸とまで申しません、
ただ苦労の後には必ず幸福がまってると思います。私もこの思想を信じています。
後藤さまが、心からの笑顔になれる日は近い、なぜなら真剣に向き合っているからです。
私の尺度での考えと意見で余計なお世話かと思いましたが、お伝えしたくコメントさせていただきました。
後藤さま、心より応援いたしております。
カメ子さん
はじめまして。
ブログを読んで下さり、そしてコメントくださいまして
どうもありがとうございます。
(このブログはひっそりしたブログなので、
新たに書き込んで下さる方がいらっしゃると
「見て頂けてた方が他にもいらっしゃったのだ!」
という驚きと喜びがあります・笑)
ご心配をお掛けしてしまってどうもすいません。
いつも「修行に来ている」という気持ちで滞在しているバングラなので、緩やかな修行から少々の荒行まで毎日色々と勉強させてもらっていると感じています。
加島祥造さんを初めて知りました。
素敵な詩のご紹介をありがとうございます。
「求めない」
本当に、その通りだなと思いました。
決して後ろ向きに言うわけではなく、そう思います。
相手に求めない、もしくは求めすぎない人になるには
相手に頼らない自己が必要だなと、
身近にいる「求めない」ことが出来る先輩を見て思います。
そして、自分を省みると
私のエゴを「期待」と置き換えて、相手に
求めすぎているように思えてきました。
バングラでは自分の悪いところを
教えてもらう機会を多くもらっているように感じます。
その分確かに傷つく機会も多いかもしれません。
でも、そのことに対しては決してネガティブには
考えていないんです。
その分傷みを分かれる人間になれるとしたら、
それは有り難いことだと思っています。
カメ子さん、いろいろと暖かいコメントを
ありがとうございます。
背中を押して頂いて、こちらで奮闘が続けられそうです。
私もカメ子さんのご活躍をお祈りしております。
後藤さん、こんばんわ。
言語や文化が違う中で、デリケートな意思疎通を行うのは、
どれだけ難しいことかと、想像するにもしきれません。
でも想像してみました。
私の勘、で大変恐縮なのですが、きっと
後藤さんに直接意見の言えないバポンさん(あるいは別の工員さん)と、
バポンさんにごめんを言えない後藤さんの気持ちは、
似てるんじゃないかと思います。
感情を表に出して、心の通り道を狭くしてしまう後藤さんと、
昨日の出来事を忘れてしまったかのように明るく振舞うバポンさんの状態は、
似てるんじゃないかと思います。
人と人のやりとりの中で、面と向かって言いにくいことというのは、
やっぱりたくさんあって、
話しやすい話を、気兼ねなくできる関係から、
言い出しにくいことも含めて、伝え合える関係になるためには、
大きなジャンプがあるものなのではないかと思うのです。
そういう観点から、「ごめんなさい」を伝えるというのは、
「言いにくいことも伝えあえる関係」へ進むためには、
とっても効果的だと考えます。
最後に、後藤さんが数日足踏みした行為は一種の「告白」でありますが、
告白にはコツがございます。
名前を呼ぶと良いのです。
通りがかりや、相手の帰りがけ、会話の途中でも、構うことはありません。
その場の空気や流れをバッサリぶった切って、
大切な気持ちを伝えるのです。告白とはそういうものです。
目をつぶって「えいや!」と名前を呼んだら、
言いたいことは後から着いてきます。
バングラの文化については、まったくの無知ですし、
後藤さんの周囲の状況も理解しているわけではなく、的外れな点ばかりかと思いますが、
後藤さんの3ヶ月が実りあるものになることを願って、
思いつくままにコメントしました。
ご容赦ください。
「告白」が成功しますことを、お祈りしております。
それでは失礼します。
Yamamotoさん
こんばんは。
ご意見どうもありがとうございます。
Yamamotoさんの優しさの伝わってくる推測、ありがたく拝見しました。
告白には、名前を呼ぶといいのですね。
といっても、実は毎回誰を呼ぶにも名前で呼んでいるのです・笑
それと、バポンを含め、
全員私に言いたいことを言っていると思います。
マトリゴールというところは、本当にこの文化のなかでは
ずいぶんとフラットな関係性のところなのです。(特に日本スタッフ)
なので、ブログに書いたバポンもいつも軽い話からちょっとした相談、私に意見してくる事や、バポンが私に怒ってくることも(私の検品がたまっているのにPC仕事が続いて出来ないなど・笑)
本当に身近に工員のみんなといろんなことを話しています。
そんな環境なのです。
この国では、ボスはボス。
決して乗り越えない(もしくは乗り越えられない)一線があります。
ですが、私達日本人はあまりそのやり方に心地よさを感じられず、なるべく気持ちのいいフラットな状態を作りたい、そう思ってきました。
気持ちよく風通りの良い上下関係でありたい
そう望みながら、やっています。
決して不可能ではないのだろうと思っています。
自分が確固とした姿勢で仕事をこなし、
信念を持ち続けながら続けていければ。
温かいコメントを、いつもどうもありがとうございます。
色々な意見を頂き私も学ばせて頂いています。
ひーー!!
純度の高い知ったかぶりをしてしまいました・・・。
ごめんなさい。
こんな私のために、ご丁寧に説明してくださり、ありがとうございます!
マトリゴールに、そんな悩みがあったんですね・・・。
全然想像していませんでした。
なんというか、ひさしぶりに、
マザーハウスのリアルな悩みを拝見した気がします。
私の知る限り、マザーハウスの悩みはいつも、
異国ゆえ、異文化ゆえ、ということに増して、
“マザーハウスゆえ”の悩みだったように思います。
(またまた知ったかぶりが始まりました・・・。)
今回もやはりそういう性格があるみたいですね。
恥ずかしいコメントを残しましたが、おかげでリアルな悩みの中に、
マザーハウスらしさを垣間見れてとってもよかったです!!
今後も、臨場感溢れるブログを楽しみにしております!
ありがとうございました!
Yamamotoさん
コメントありがとうございます!
ひとつだけ、共有させてください。
この問題は、マトリゴールの問題というより私個人のものです。
マトリゴールは、このようなことが
かなり問題にならない工場だと思います。
本当に性格の良い人達が入って来てくれていますし、
きちんと仕事をこなしてくれて、
みんなも楽しそうにやってくれています。
ではなぜか、というと
私はこちらに来て初めて
「マネジメントの一部」として存在しているので、
マネジメントとして有効に機能するには、
仲が良かったりフレンドリーであるだけではもちろん駄目で、
やはりある程度威厳、というとおこがましいのですが
「この人の話は聞く価値がある」と思ってもらえるものが、
必要だと感じています。
そういった経緯もあり、
上に述べているようなことに、
少し過敏になっているのかもしれません。
前にもブログに書いたのですが、
こちらに来て何が一番勉強になっているかな?
と思うとこの「マネジメント」だと思っています。
本当に難しくて、そしてとっても勉強になります。
マネジメントも、結局は人間力が大きいなと思っています。
(なので、小さなことで感情的に怒るなんて、
もってのほかなのですけれど・・・)
そんなこんなでまだまだ反省しつつ
日々精進していきたいと思います・笑
いつもブログを読んで頂いてありがとうございます。
これからも奮闘記、継続していきます!
ありがとうございます!
ちょっと誤解しておりました。
ちょっとどころか、きっと私の頭の中にはすでに、
バングラデシュでバッグを作っている、とある工場のイメージがあって、
そもそもバッグ作りも、工場というものすらも知らないために、
それはいろんな部分でマトリゴールとは違う工場なんでしょうね。
その点に気をつけつつ、後藤さんの日記を読んだり、
スタッフさんのお話を聞きながら、マトリゴールへ寄せる想像を楽しもうかと思います!
今後ともよろしくおねがいしまーす!
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