Eriko Blog
2011/12/15 石巻市
11日、12日と宮城県石巻市に行ってきました。
すっかり震災関連のニュースが少なくなっちゃったけれど、私たちは「笑顔袋」っていうプロジェクトをやっています。
今年の3月下旬からチャリティバッグを販売させてもらって、すごくご好評頂いて買ってくださった皆さんの売上金全額を被災地の子供たちにプレゼントする物資を入れる袋の制作費にあてました。
子供たちが喜ぶように、バッグのイラストをゾウさんとキリンさんで描かせてもらったんです。(いつも以上にすっごい時間を費やして気合い入れて深夜までゾウさんの鼻の角度を考えたり、キリンさんの模様を家で描いていました笑)
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できた袋の数はなんと1000個くらい。
全国から集まった物資を株式会社ワンパクさん(デザイン会社)が中心に、私たちの会社からも山崎や稲葉という男性スタッフが中心に毎週お手伝いにいって半年間くらいひたすら物資の整理→袋詰め、という作業を続けていました。
そしてその袋を詰めたトラックで、被災地へ物資を提供しにいくのですが、今月はその最終回でした。私も以前から参加したいと思いながらもバングラにいたりネパールにいたり日本にいてもなかなか時間が取れず、今回はじめて参加させてもらったんです。
マザーハウスからは山崎、稲葉と、ADの工藤と私でした。
12日の夕方から出発し、仙台についたのが夜の10時くらい。
そこから学校ごとに段ボールを確認し、中に入っている笑顔袋の数や、転入生や学校にこれなくなった子など数の変動があるので新しいデータに照らし合わせOKだったものからトラックに再度積みなおします。
こんな感じで小学校の名前と男女と数がかかれている。
それから配布するのは旧石巻市内で小中学校
合わせて21校です。トラックは2台で1日で全て回るため夜の1時までワンパク代表の阿部さんの実家でルートの作戦会議。
その日は近くの旅館に泊まったのですが工藤と温泉に入って私が窓ガラスを壊してしまうというハプニングつきで。でもめちゃくちゃ楽しかった。
そして翌朝7時半阿部さんちに集合~!
いよいよ最初の学校に到着。
(ああ、みんな喜んでくれるかなあ。どうしよう、「なにこれ」って言われたら。。。)
という気持ちでドキドキしていた。
「みんな、どんなバッグか見てみたい人~!」
「はあ~い!!!」ってもうすっごい元気なんです。
「わーキリンさんだー!かわいい!」って女の子。
すっごい嬉しかった。泣きそうだった。
「せーので中を見てみよう!」
「まだ見ちゃいけないよ~!」というとこの顔!
しっかり目をつぶって、見ないように頑張っている男の子。ああ、かわいすぎる・・・。
![]()
もう、最高にかわいくって。
中身を子供たちと一緒にみていて、ポケモンのぬいぐるみとクマさんのぬいぐるみが
あって女の子が
「わーい!ポケモンだぁ!」っていうから私が
「ええ、クマさんの方がかわいいよ!」って私が言ったら
女の子がムキになって「ちがうもん!」って言う。
私もなんかすごいムキになって、「ちがうもん!クマさん見てみなよ!こんな目がかわいくって
ふわふわしてるもん怒!!」ってちょっとエスカレートしてしまって、
そんな時に横から少し背の高い女の子がきて
「私、どっちもとっても可愛いとおもう。」って大真面目に言われた。
「はい、すみません。ほんとそうだ。二つともかわいい!」
この子たち、この状況下で色んなこと学んでるんだなぁって思った。
東京についたのは14日を回っていた深夜だったんだけれど、感想を一言でいうと、このプロジェクトができたこと、参加させてもらえたことに本当に感謝です。
だからわんぱくの皆さん、阿部さん、そして全国から物資を届けてくれた皆さん、私たちのチャリティバッグをお買い上げくださったお客様、そんなたーくさんの人たちがいなければこの企画はできなかった。そしてこの参加を通じて、私は言葉でなかなか伝えきれないけれどたくさんのことを感じた。
最後は中学校にも配ったんです。
中学校みんなに「このバッグ作ったバングラデシュもサイクロンとか色々あってその度に流されてしまうモノもたくさんあるんだけど、でもやっぱり可能性はあって、実際頑張っている人がいて、、、それってすごくみんなにもあてはまるような気がして、、、」と話していたら涙が溢れてきてしまった。
がれきはもう撤去されて何も残っていない平地が多い。でもみんなの心には本当に消えない傷があるんだろうと思う。私なんかには到底分からないけれど、でも実際現場に行ってみて逆に自分たちがパワーをもらえたような、元気いっぱいの子供たちがいた。
先生は「学校では元気な姿を見せてくれるんだけれどやっぱり家に帰ると気持ちが沈んでしまう子が多い。」と話していた。
本当にそうなんだと思う。複雑な気持ちなんだと思う。目の前にいる子供たちは満面の笑みにも見えるし、必死に何かに戦っているようにも見えた。
中学校の最後の話で私自身がバングラデシュから何か作りたいって思って会社をはじめて店舗を構えてっていう話をしたんだけれど、最後多分生徒会長の子なのかなぁ、女の子が校長室まで送ってくれる途中で「かっこいい!」って満面の笑みで言ってくれた。
たった一言なんだけど、私には「ああ、来た意味があったのかなぁ」って思えた一言だった。将来が見えなくって、これからどうなるんだろう、昔に戻りたいわけじゃないけれど何か好転するのか、本当に何も見えない中で少しでも気持ちが前に進めることのお手伝いができたなら本当によかったって思う。
そして帰り、笑顔袋を早速肩にかけながら帰る子供たちを発見してものすごく嬉しかった。
モノ作りをやっていてよかったって心底思った。
こういう状況下でも自分たちが少しだけど力になれるのは工場があってモノが作れるからなんだって思った。そして描いたキリンさんやゾウさんの絵を「かわいい!」って子供たちが笑顔で喜んでもらえるってやっぱりモノを作る仕事についていなければできなかった。
そんな本当に直接何かをできる仕事をやれて、改めて私、ほんとよかったって思った。
学校回るたんびに、どんどん感動があって、どんどん自分が元気になっていくみたいでまるで支援っていう言葉と真逆だった今回。子供たちに感謝でいっぱいだから、だからこそ私もっとがんばろうって思った。だって子供たちが生きる社会を作ってるんだもの。
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