Eriko Blog
2010/09/29 ヨーロッパ
もうチーズはいらない・・・・・。
ミラノ、ローマ、フィレンツェを歩きわたり、私はそう思いました。
長いくらいに感じましたこのヨーロッパ出張。昨日帰ってきました。
ミペルやミカムといった国際展示会でヨーロッパの鞄のテイストを知れたのは
すごく勉強になったけれど、正直バッグの都フィレンツェの路地裏にあるような
小さな鞄屋さんの方が断然パターンも革もよかったなあって思いました。
それから私カトリックなのですが、教会のすごさに圧倒されまくりでした。
中でもミケランジェロのシスティーナ大聖堂は死にそうなくらいすごかった。
そしてサンピエトロ大聖堂。
涙がでてくる感じでした。
そうそう、フィレンツェの駅で荷物を預けていた時、私花びらシリーズの
ノウゼンカズラをもっていたんだけど、後ろに並んでいた180cmくらいある
イタリアお姉さんから「ねえ、このバッグのラベルどこ?」「ラベル?外には
ついていないけれど。」「どこのバッグってこと。」「あ、これ私の会社の。」と
照れながらいうと「you!?」ということで、すごく驚かれ、仕舞に商売人なので
カタログを持っていたのでそれを渡したら更にびっくりしていた笑。
「わーい、やっぱりヨーロッパの人たちも花びらが大好きなんだぁー。
自然はどこの国でもきれいなんだー!」
とルンルン気分の私でした。
あ、それとチーズはもううんざりだけど、私の大好物のコーヒー。
これはローマ最高だった。
ああ、コーヒーがあれば生きていける。
あと、イタリアといえばジェラート!!
撮った写真を色々見ていると、何回ジェラート食べてるんだよ、って感じの私でした。
全然記事と写真があっていませんが、前回のSEOYの写真もらいましたー。
マザーハウスの赤を着てみましたー。
![]()
明日からはなんと韓国〜。そして船の飛鳥に乗って舞鶴の港に2日について
3日は福岡のお店にいまーす。時差ボケなんて言ってる場合じゃないわあ〜。。
2010/09/20 SEOYそしてミラノ。
先日行われたSocial Entrepreneur Of the Year ですが、皆さんのお陰で
Winner of the Year 2010に選んで頂きました。
納豆のネバネバ菌で水をきれいにする技術を発明した日本ポリグルの
小田さんという方が一緒にファイナリストに出られていて、
私はずっと小田さんだと思っていて、授賞式の観覧席に座っていたのですが
「グランプリは山口絵理子さんです」 と言われて、本当に
びっくりしちゃってその瞬間「うそ!?」という自分のまぬけな顔が
モニターにドンって映っていて、更に驚いて。。。
そしてスピーチをすることになったのですが、本当に動揺して
うまく話せなかった気がします。
でも、審査員のシュワブ財団の方が「若い世代のロールモデルとして
すごく期待している」って声をかけてくれて、
涙がでそうになりました。
その後のパーティーで審査の段階では小田さんに決まりそうだったけれど
私が尊敬する緒方貞子さんがチャンスをあげたいと言ってくれた
そうで、胸が熱くなりました。
最後のスピーチでは、「社会起業家としての自覚は全くないけれど、
この4年間は当たり前の企業が当たり前に行うこと、いいものを作ること、
そのモノを動かして、店舗に並べ、お客様に満足してもらおうと思うこと、
その為に人を育て、組織を作って行くこと、そんなことに
必死に走ってきたように思います。社会にとって何がいいかは全く分からないけれど、
ただただ自分にできること、マザーハウスだからできることを
みんなと一緒に考え、実行に移していっただけのように思います。
でもそれがこんなすばらしい賞に値すると評価してくださるなんて、
ものすごく光栄です。」ということをお話させて頂きました。
もらったトロフィーは透明で真ん中に地球が入っていて、
賞状も英語ですごくかっこいい。ダボス会議にも出席させてもらえるんだそうです。
こんなすばらしい日は1%で、残りの99%は本当に頭痛と不安と
共に戦う毎日。本当に正しいのかって迷いながらの日々の中、
こうやって評価して頂いたこと、すごくすごく嬉しかったです。
ブログを読んでくださっている方、店舗に来てくださってバッグを
私たちのお店で選んでくださった方、応援してくださった皆様の
おかげです。
本当にありがとうございました。
マザーハウスの商品たちを少しずつ世界に発信していけるよう
これからも努力していきたいと思います。
バッグで世界一大きな展示会。Mipel を見に、今からミラノに行ってきます。
2010/09/15 SEOY
ああ、雨は嫌い。
寒いし、今日は今年初のジャケット日です。
そんな憂鬱な感じですが、これから今日はSEOYという会でプレゼンをする。
Social Entrepreneur Of the Year の略で、シュワブ財団というノーベル平和賞をとった
ユヌスさんも参加している非常にグローバルな認知度が高い財団が作った
アワードです。
http://center.isl.gr.jp/seoy/?page_id=261
推薦してくださった方がいらして、ネパールだ、出店だ、イベントだ、などなど
やっている間にファイナル選考に残らせてもらいました。
でもって、今日がファイナル審査です。
そして明日が賞式ということです。
がんばるぞー。
2010/09/13 忘却力
一昨日、昨日と店頭に立たせてもらいました。
みなとみらいも入谷店も一度お会いしたことがあるお客様が久々に来店してくださったり、
地方からわざわざこの日の為に来てくれた方がいらっしゃったり、講演会を聞いてきてくださったり
素敵な出会いが満載でした。
今週土曜は新宿店(14時~18時)と、日曜は大阪店(14時~17時)に立ちます。
話は全然違いますが、この前入谷店に国分太一さんが取材に来てくれました。
NHKBSの番組なんですが、ナチュラルなお店も商品もすごく気に入ってくれて
テレビで見た気さくな印象とすごく同じだった。
何話してもすごくリアクションがよくて笑、話しやすかった。
あと、有名人続きではスポーツコメンテーターの二宮清純さんと先日お会いした。
めちゃくちゃ話が面白くて、ほんと「うん、うん」って頷くことばかりだった。
長嶋茂雄さんが選手だった頃、名前忘れちゃったんだけどある選手と決戦があって、
長嶋さんバントをしたんですって。
その選手は長嶋さんとの対決をものすごく気合を入れてのぞんだのにバントなんてすごい
がっかりしたんだって。
それで彼が長嶋さんを試合後に呼び出して
「長嶋さん、なんであんな卑怯なマネするんですか!!」って言ったんだって。
そしたら長嶋さん
「あれ、僕4番だったっけ?」って。
すごいなって思っちゃった。二宮さんはそれを「忘却力」って呼んでいて、
嫌なことをずるずるひきずらないで忘却してしまい次に進む力が大事っていう
メッセージだったんだけど。
二宮さんにも長嶋さんにもなるほどー!って感じ。
私も忘却力では自信があるけれど、一流はなんでも一流だなぁ!って感心しちゃった。
よーし、忘却、忘却!
2010/09/10 銀座三越リニューアルオープン!!
銀座にお店を開いてはや2週間程度ですが、なんと銀座にもう一つビッグニュース。
ついに、明日銀座三越が増床リニューアルオープン致します。
そしてその一階、バッグ売り場になんと「Hanabira Series」 がオープニングイベントとして
登場します!!!
またまた「あーマザーハウスだー!」
そして、人気のHanabira Series に銀座三越さん先行販売のレザーシリーズも追加!
セリーヌとかイブサンローランとかすごいメゾンさんたちに囲まれて、一つだけ
雰囲気が違うマザーハウスのHanabira たち。
でもカラフルで明らかに異色な感じが、マザーハウスが届けたい途上国からの
サンプライズだなぁーと見ていてすごく感慨深いものを感じた。
Made in Bangladesh のバッグが、他のヨーロッパや日本のブランドさんたちと一緒に
並ぶことが、イメージを変えることにつながるんだって昔講演会で話していた。
三越銀座の一階っていう銀座で一番人が通る場所で、それを形にできるなんて。
今回三越銀座で販売されているのはHanabira のみです。
これを作るために去年末から8ヶ月間、悩んだり、苦しんだりしてきました。
デザインのことは言葉にするのがすごく難しいけれど、はじめて、何かを作るって
ここまで難しいなんてと思いました。
本当の意味のコンセプト構築も含めたらずっとシリーズを出さなかった過去一年くらいも
製作期間に含まれるかもしれない。
自分の中で何を表現するか、マザーハウスだからできることはなんだって、
とにかく考えて考えて考えていた。日本でもバングラデシュでもネパールでも。
その答えがHanabira だと私は思っている。
このコンセプトに行き着いたときに、トンネルの中にいたのに少しだけ光がみえた瞬間があった。
デザインってその光を頼りに真っ暗な中をヨロヨロ歩くことに似ている。
でもその光が一つあるだけで、全然違う手応えみたいなものがでてくる。
トートバッグ、ハンドバッグ、世界にはもうたくさんある。
そして形をあれこれいじっても、それって何か違う気がして、手が進まなかった。
何を伝えたいんだろう。
どんな気持ちをデザインしたいんだろう。
色々なことを考えて、途上国にも先進国にもボーダーレスで美しい自然、
途上国でも誇れる資源である自然、私が一番世の中で美しいと思う自然、
それを使って、そして崩さずに、人間がもつ所有物をつくろうと思いました。
それが私が作りたいものだとはじめて心に落ちてきた、という気がします。
そんな風な気持ちで作ってきたバッグに、最高の場所を用意してくれたと思っているんです。
自分の手から最高の舞台に巣立っていったバッグたちを見て、泣きそうになる。
ここまで頑張ったねぇってなんだか思っちゃう。
周りにいるブランドさんたちみたいに、ピカピカの金具も、つるつるのエナメル加工も
たくさんの装飾もない。
でもマザーハウスのバッグにしかできない表情をしているって思った。
それはなんだろう、なんていうかあったかい温度が伝わってくるような感じなんです。
なんでかって私は知ってる。あったかい場所と人たちが作ってるから。
マトリゴールの工場とみんなが作ってるから。それだけは他にはないからなんです。
様々なことを伝えたいですが言葉にすると何かチープになってしまう気もします。
是非またバッグを見てもらえたらと思います。
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