Eriko Blog
2009/10/23 一歩
着いた。
私は、9月、10月と様々な問題がありすぎて弱気になったり、
泣いてみたり、焦ってみたり、本当に大変だった。
でもいつも答えって現場にあるんだなぁって感じる。
工場について、マイティガルのバッグを目にしたときに何ていうんだろう、
燃え上がってくる熱いものがある。
やっぱりそれは日本では全く感じられない強いもので、大袈裟だけど、
生きる意味みたいなものがあるきがする。
ずっと行きたくないなぁって思ってたけど、漸くここに来れたんだ、って思った。
自分の目で問題を見て、一つずつでも解決していけること、そして新しいバッグたちに
情熱を注げること、本当に幸せだと思う。
国境を越えて、マザーハウスの夢のためにがんばっているバサンがいること、
ビッキーが前よりずっとバッグについて詳しくなっていること、工員が真剣に品質について
議論していること、そんな工員たちからずっといいバッグが作られていること、
すべてが力になって、やっぱり私の場所って工場だなぁって心から思った。
オープンに間に合うかどうかという厳しいスケジュールでやってきた先月。今月から
すべての工程をFIXし、マザーハウス向けの特別な品質基準がコントロールできる
別動部隊を配置することになった。
生産フロアを一階から二階にあげ、その中でも他の生産と交わらない隔離されたところに
数十名を配置し、彼らに日本の品質がなんであるかを一つずつ少しずつ教えることになる。
そして専用のミシンを4台設置する。
今日も検品をしながら、バサンやマスターをはじめ、どこがどうしてだめなのかを
説明する。
どんな生産拠点であれ、オリジナルのプロダクトを作るにはプロセスをすべて
一から作り上げないといけない。
それらは人間の仕事だから、やっぱり人というものと真剣に向き合わないといけない。
焦る気持ちや怒鳴りたい気持ちを抑えて、彼らに作りたいと思ってもらうこと、
そして作り出す品質がお客様の喜びにつながることを必ず教えたい。
そう思っているときに見えた工員の真剣な表情。
彼が切っている生地はネパールのダッカ織り。
今日もまた同じスピードでカタカタと織り機が動いている。
国境を越えて、私はたくさんの人の生活がかかっているバッグを作っているんだと思った。
長い道のりだと思うけれど、それでも工場での一歩は店舗の一歩となり、会社の一歩となり、
それはマザーハウスに関わるみんなの一歩にもなること、それを忘れないで
取り組もうと思った。
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