Eriko Blog

2009/01/25 人伝え

今日も慌ただしく一日が過ぎて行った。

午前中工員たちと今日やることを確認して、私はマムンさんと一緒に革のなめし工場にいった。

できあがっているはずの革なのに、またもや待たされる。。。

そしてやっとでてきたエリコレザーの色チェック。

3回やりなおして、最後に仕上げをやしなおしてもらい、後はマムンさんにセレクションを
任せて、私は工場に帰った。

マムンさんは、日本人では聞きなれないレザーカレッジというところを卒業している。
革についての話題だとそれだけでうれしそうな顔をする革が大好きな生産マネージャーなのだ。

だから革の産業にも友達がいっぱい。

今日もレザーの工場をまるで自分の工場かのように歩く、指示する、しまいに怒る。

そんな彼について私もたくさんのことを教えてもらっています!

さて、工場に帰ってからここにきてからずっと試行錯誤していたメンズのトートバッグの
最終形が出来上がりました!

わーい!と思って色々と見てみると、気にいらないところがあり再び修正。

今までマザーハウスには男性のバッグが少なかったこと、そして店舗から集まってくる「お客様の声」で
とても多いメンズバッグ。

それに応えられるように、素材から拘って作っています。

来月中には頑張って販売したいと思っています!

そして今日も一人面接をしました。

とても若そうな男性なのですが、裁断が得意だということで一日仕事を一緒にすることにしました。
まあまあな腕なのですが、マムンさんがどこで働いていたの?と聞くとある工場の名前と一年働いていたと言いました。

でもそこはマムンさんが働いていた工場で、マムンさんはトップだったので知らないわけはありません。

そこで色々と面談中に問い詰めると働いたのは事実だけど一か月しか働いていなかったと
いいました。

??

なんだろう。。

嘘はだめだよ、とモインさんがきつく言うと、うん、うん、わかったといいます。

本当にどこまで伝わっているのかなぁ。。。

ここには履歴書というシステムがなく、このような産業ではきちんと文字が書けない人も
沢山いる。

だから、面接というのは基本的に応募者の言っていることを信じるしかないのですが、
同時に産業があまりにも小さく、名前を言えばいつも誰かが知っているという感じなので、
全く日本とは違います。

ついこの前は私の携帯にいきなり電話がかかってきて、「お前は工員を探しているんだろう。俺が
推薦する人を面接してくれ」と。

私たちが工員を探していることまで伝わってしまい、終いには勝手に人を送られました。

その日、電話をかけてきた人も一緒に工場にきて、オフィスに入ってきた。

「一体なんの為にそんなことするんですか?」私は電話をかけてきた人に聞いた。
「いいから、一週間でもこいつをテストしてみろ。それでだめだったらまた違うやつを送ってやるから。」
そんな言い方をする人にすっごくびっくりしてしまった。

「質問に答えて下さい。この人とどんな関係なんですか?あなたに何のメリットがあるんですか?」
「リスクはないだろ。7日間だけ使ってみろ。いいな。」と怒ったように私を睨む彼。
その彼自身は話し中、ずっと携帯をいじって、全く働く気はなさそう。。

非常に怪しい感じで、睨みつけるこのおじさんと、携帯をいじる少年を私は断固として追い払ったのだが、正直かなり怖かった・・・。

こんな風に情報がいとも簡単に入手でき、入手され、動きづらいことこの上ない。

ある時、現地の人に「何が一番楽しい?」と聞いたら「おしゃべり」と答えた。
そう、人の噂話だったのだ。

今この商品がよく見られています

お疲れ様です。

今日も一日があっという間に終わりました。

勿論メインの仕事は商品開発なのですが、だからといってそればっかりやっているわけでは
一応ありません。

今日はその合間合間に5人の新しい人の面接がありました。

工場を大きい場所に移動したのと同時にゆっくりながら人材の獲得も進めていく計画です。

今の工場は本当に限られた数を手間ひまかけて生産しています。

この体制は今後もずっと続いていきます。量産をするということではなく、自前の工場を持つ
意味をしっかりと認識した商品戦略と生産計画を作っていきたい。

今日は新たしく入ったサンプルマスターと初のサンプル作成に入った。

初日ここに来てから、いきなり私はもろもろの問題点を見つけたので、彼にひどく注意をした。

それからがっかりした顔をしていたが、今日仕切り直して朝「今日、これを終わらせよう!」と
言いました。それまではびくびくしたような顔で私を見ていた彼が少しほほえんで「はい!」と
答えた。

それから、彼のパターンにそって、私が裁断、裁断したものを彼が革すき、それを私が
のり付け、モンジュラニの縫製とスピーディーに進んで、なんとか今日中にサンプルができた。

ところどころ意識的に「どう思う?」「アドバイスちょうだい?」というと、そういった聞き方を今まで
あまりされていないらしく、最初はすごく戸惑っていたように思う。

けれど徐々に、ここはこうしたらいいんじゃないかな、、、と小さな声で言うようになった。

そして一生懸命作ったバッグが出来上がって、夜8時になった時、事務所に入ってきて
「マダム、サンプルが終わったので僕帰ります」と礼儀正しく言ってきた。

「うん、今日はありがとう。」というと、振り返って「ありがとう!」と彼が言ってくれた。

私は普通にそういっただけなのに、あまりにも輝いた笑顔でそういわれたので、少し驚いてしまった。
帰宅した今も心に残っている。

そんな笑顔がもっともっと見られる工場になればいいな。

久しぶりのブログになってしまいました。

無事にバングラデシュにつきました~。

今回の一番の違いといえば?皆さんもご存じのとおり、商品開発・品質管理担当の後藤が
先にバングラ入りしていることです。

どうなっているかなぁ~とわくわくしながら合流し、工場での仕事がはじまったのですが、
心なしか、既に少したくましくなっているな!と思った次第です。

しかし、私の口で言うのもなんなので、今後アップされる後藤バングラ奮闘記をどうぞ楽しみに
していてください。

ただ、相当会社と私からの(笑)プレッシャーを小さい体で真正面から受け止めて、それに向かって
答えようと本当に頑張っているなぁと思います。ある面では数年前の私を見ているようで、
ある面では私以上にスムーズにものづくりに参加していることに驚かされたり、ある面では
後藤の良さも悪さも日本以上に見えたり、私にとっては後藤がどんな風に変化するのかが
楽しみです。

さてさて私はというと、初日。
リキシャで工場に向かうといきなり「マダムー!」とサレハとハシナ。
なんだか本当に懐かしいなぁ、、、と思っていると、「こんなにバングラを離れたのははじめてじゃない?!」なんていじわるなことを言われました。

新しくできた工場はそれこそまだシンプルではありますが、みんなが前のようにコツコツコツコツと
生産しているのを見て、安堵の気持ちに改めてなったのが本当のところです。

会社の存続の危機とも受け止められた前回の出張。マイナスなことばかりだったけれど、その間に
「これを乗り越えたらきっと強くなれる。工場も私たちも。」そんな風な気持ちをずっと持っていただけに
まだまだ余裕のある工場の空きスペースを見るだけで嬉しくなってしまいます。

マムンもムンナも新しく入ったサンプルマスターのアラムも、勿論ディレクターのモインも、生産管理の
アブドゥッラー(マムン)もみんな元気そうで何より!

「日本からお菓子もってきたよ~」とお昼くらいに思い出した!と思っていうと、
相変わらずのマムンが「マダム!なんで朝一で言わないんだよ!」と。

和気あいあいとした何気ない風景が、本当にうれしい私です。。。

2009/01/17 出発?

まだ日本におります山口です涙。

最近電話する人、会う人みんなに「まだ日本にいるんですか。」と言われる。
人によっては、日本にいること自体が悪いことをしているかのようなトーンで言われるから
こちらとしても非常に困惑するわけです。

あれ、もしかしたら自分は今日本にいるということで怠けているのだろうか、、、という
錯覚まで起きてくるから怖いです笑。

自己嫌悪に陥らないように必死に仕事をするのですが、それはそれで疲れがたまるという
何とも不器用な日々をここ数日送っております。

大事な大事な商談はぎりぎり16日の夜に終わったのですが、夜に終わるかどうかがわかったのが
本当にぎりぎりで、土日に出発するチケットが取れなかった。

来週まで持ち越すか?!と思われていた。

旅行会社は金曜の15時までに予約し入金しないと土日には出発できないという。

一方商談先の方は、その先方の先方の答えがまだだということで、まだです、こちらも
プッシュしています、というような感じで、もじもじしながらついに15時を過ぎてしまった・・・。

土日は行けなくなってしまった。しかし大事な用事が一つ済んだだけでも安心した。

ということで月曜日に出発することになりました。

日本でのデザイン作成もがんばりつつ、残った仕事をなんとか終わらせたいと思います!

追伸:今日から発行されているメールマガジンですが、今年からイラスト&画像入りの
ものに変更しました♪ バングラデシュにいる後藤からの報告などもご覧いただけます。
メルマガ登録はこちら→http://www.mother-house.jp/news/

弊社は繊研新聞というアパレル業者などがとっている専門の新聞と日経MJを事務所で
取っているのですが、今日山崎が事務所につくなり、「おぉ、山口が載ってる。」とボソ。

そうそう。

確か以前、「最近中国の人件費高からバングラデシュに投資をするアパレル業者が
多くなっているのですが、マザーハウスさんから見てどうですか?」というような電話での
意見を前に求められたことがありました。

その時は電話ではなくメールで結構ちゃんと書いて返事をした覚えがありました。

そしたら「そのメールの文章を記事にしていいですか」ということで、今日その記事を見た、という
ことです。

まさか記事になるとは思っておらず、かなりビジネス的なコメントなのですが。

「バングラデシュ生産で留意すべきことは。」と聞かれ工賃は中国よりも安いが、従業員教育に
かかる初期投資、企業への忠誠心は一般的には低いこと、また素材調達コストとリードタイムは
100%バングラデシュ製のパーツを使っていない限り結局部分的に中国やインドから
輸入せざるを得ない。そうなると輸送、通関の時間的・金銭的コストが相当かかってしまい、
インドや中国よりも最終的にはコストがかかってしまうケースが多いこと。
また私たちも苦労しているのですが、シップメントごとに段ボールに傷がついていたり、
数個紛失していたりと、セキュリティの不安は残ることなどを指摘しました。

バングラデシュに海外投資がたくさん増えればそれに越したことはなく、実際にバングラの
注目が高まっていることは本当にうれしいことのように思う。
ただ、第二の中国として参入する企業が増えるのが現地にとっていいことなのかは正直
分からないし、また参入する企業にとっても現地のリアルな、しかもビジネスの情報は
非常に見えにくいものであると思い、これを機会に書かせてもらいました。

さて、そんな現地にいる後藤からのリポートは私のブログでちょくちょく書かせて頂きます。
今日電話口で「バングラを満喫しております~!」と後藤。
「一晩寝ただけじゃん」というと「いえいえ、家から工場までちゃんと来ましたので」といっています。
無事に着いたようで安心です。

私は今週末あたりにバングラデシュ入りしようと思っています。

山崎はというと今週末は入谷店に立ち接客させて頂く予定です。と同時に、今日自前工場を出発
したので間に合えばですがビジネスバッグの新色が登場するかも?です。お楽しみに!

business-bag3.jpg

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