Eriko Blog
2008/02/27 ただいま&お土産
無事に日本に帰国いたしました。
今回の出張中も応援して下さってありがとうございました。
お土産として、皆さんにいいニュースを持って帰ってきました。
3月16日(日)放送予定のTBS“情熱大陸”に登場することになりました!!
前からテレビの撮影が入っていることはブログで軽く書いていましたが、実は情熱大陸の撮影でした。
やっと告知していいということでブログにて応援してくださっている皆様に一足先に報告させてもらいました。
映像により、マザーハウスのビジョン、ビジネス、夢とメッセージが少しでも多くの人たちに届けばいいなと心から思っています。
お時間があれば、是非ご覧下さい。
追伸:今日は帰国初の講演会を丸の内で行ってきました。来て下さった皆さん、本を買って頂いた皆さん、本当にありがとうございます。
What's up
2008/02/23 日本に向けて出発
あと4時間後に空港に向けて出発します。
といっても日本にいられるのは僅か一ヶ月なんですが。
最後の最後までドタバタドタバタとサンプルルームと事務所を行ったり来たりでした。
そしてさっきローシャンとサレハに少し早いお給料を渡した。
「よく頑張ったね。」
サレハははじめてのお給料にとてもうれしそう。
もう彼らが帰る時間、私は一人パッキングをしていた。
ローシャンから電話がかかってきた。
サンプルルームにこないの?って。
ああ、そうだねっていうことで、最後のお別れ、というか一か月なんだけど(笑)をした。
「マダム!」
ローシャンがかしこまった顔でそういう。
「一か月もマダムがいないのは問題だ。一か月だよ。一か月。マダムがいないでどうやって仕事するんだよ。もう。」
「あはは・・・。一か月なんてあっという間だよ。」
そこにいた、機械工の職人がそうだよ、あっという間だよというと
ローシャンが「マダムがいるのといないのじゃ、全然違うんだよ!」って怒っていた。
なんか悲しいムードになってきてしまったので
「日本からお土産なにがほしい?サレハ?」と聞くと、無口になってしまい、
二人とも、「無事に早く帰ってきて」って言っていた。
半泣きしてしまった。
いつも無口なサレハが、「日本から電話してくれる?」って言った。
「もちろん、そうしないとベンガル語忘れちゃうから」って冗談ぽく返した。じゃないととてもせつない雰囲気だった。
「じゃあ毎日電話しないとだめだ」ってローシャン。
「最初の生産が始まるけれど、しっかりやるんだよ。分からないことがあったら
アティフさんになんでも聞くようにね。わからないまま進めたら絶対にだめだからね。」
「わかってるよ、わかってるよ!マダム、心配しないでって言ってるでしょ」って笑う二人。
「心配するに決まっている。」
「日本に行ったら仕事いっぱいで、心配する時間はないんだろうなぁ」とボソボソという二人。
それから長い沈黙。
なんで一か月なのにこんなに悲しいんだ、と自分で思いながら、何ともこの沈黙が耐えられなくなって
「早く帰りなさい!」と言ってしまった。
しぶしぶエプロンを脱ぎ帰り支度をしはじめる。
「カラダニキヲツケテ」って片言のローシャンの日本語を最後に聞いた。
「はーい。」って笑顔で返事しながらみんなの姿がみえなくなった瞬間涙がでてきてしまった。
こんなに短い時間だけど、朝から晩まで一緒に過ごしていた。
怒ったり、めちゃくちゃなリクエストをしたり、何度やっても気に入らないって突っぱねたりする
私。そのたびにむっとした顔をしたり、反論したり、無理だよ!とかいいつつも、最後は
一生懸命夜遅くまで仕事をする二人。
こうやって家族のような絆を感じれることに心から感謝したい。
ソエルさん、アティフさん、みんなが一生懸命作ったバッグを、一人でも多くのお客様に届けなきゃ。
私の日本での使命がまた明日から始まる。
いい報告をもって、みんなの笑顔が見れるように、またこの地に帰りたい。
2008/02/23 エリココレクション
ついに明日の夜、というか明後日の午前2時に帰国することになった。
長かった。2か月。
一生懸命だとあっという間とよく言うけれど、今回の出張は本当に長かった気がする。
毎回の出張から帰国する時、成長できたかどうか自分自身でチェックする。
今回、最も成長できたのは、やはり商品開発だ。
実は来月私自身のラインとして5つのバッグからなるコレクションを発表する。
販売は4月末からだが、皆さんにはメディアを通じて目に触れる機会があると思います。
デザインコンセプト会議が始まったのは12月末だった。
それから漸く先週サンプルが出来上がるまで、必死に考える作業をしていた。
デザイン画ができてからサンプル作製までの時間よりもずっとコンセプトやデザインを
考える時間の方が長く、結局サンプル作製を始めたのはずっと予定よりも遅かった。
それでも、自分がなぜ社長でありながらデザインという作業をするのか、
その意味をとことん追及していった先に自分自身が出した答えに私はものすごく居心地の
良さを感じた。
コレクションの発表の時にどこかでまた説明したいと思う。
この出張で、自分自身の身の置き処みたいなものを見つけた。言葉では言い表すのがとても難しくて
文章力がない私には難しいんだけど。
それはある瞬間ひらめいたわけじゃなく、ジワジワわき出てきたような、そんなものだった。
そんなおかしなスタート地点から始まった初めてのエリココレクションのサンプルを先週
みんなに送った。
写真やサンプルを送るとき程、怖い瞬間はない。
ローシャンやサレハは私のデザインに目をキョトンとさせてばかり。
そして自分自身だけでこうあるべきだという作業を繰り返していく。
誰も教えてくれるわけじゃない。
自分自身の心にある感情や価値観を表現するわけだから、誰も答えは知らないから。
サンプルを送るときに書いた短いコンセプトノートも、何度も何度も考えては消してそして考えて
書いた。
うまく伝わったかどうかは分からないけれど、スタッフみんながとても驚き、そして予想以上の
反応が返ってきた。
デザインがなんであるかなんてまだ私には到底分らない。
けれど、今後も、過去の自分をぶち壊して、塗り替えて、新しい自分に出会いながら
新しいものを作っていきたいと思う。
バングラデシュの新聞の私の記事でヴィトンを倒すとか一言も言っていない文章が載っていた。
越えるべきは他の誰でも、ブランドでも企業でもなく、自分自身なのに。
2008/02/21 波
ここ一週間で現地会社の設立手続きが徐々に大詰めを迎えています。
トレードライセンスや、輸出入の権利を取って銀行口座を開設したりとか。
日中はローシャンやサレハに目を配らなくてはならないのでなかなか集中できないため、
二人が帰ってから、音楽聴きながらサンプルルームで夜作業をしています。
最近聴いているのはボブマーレーなんだけど、結構速いテンポの曲になると
ミシンまでなぜか早くなってしまって、ガガガってたまに失敗してしまう・・・。
ああ、この曲のせいだよって独り言言いながらまた地道に糸をほどいてはやり直し。。
じみーな作業が続くのだけど、それでも作っているときは本当に無我夢中で、時間がたつのを
忘れてしまう。
気分が乗らないときはとことん乗らないのに、乗っているときはとことん乗っていて、
そういうものなのかなぁって考えていると、確か柔道やっている時もそうだったなぁって。
私は人一倍感情の起伏が激しいので(大人になってからは(笑)他人にはあまり分からなく
なったけれど)気分が乗っていないときはほんとめちゃくちゃよわっちぃ。
それでよく高校の監督に怒られていた。自分をコントロールしなきゃだめだろって。
確かに毎日平均点以上必ずとれるような選手もいて、私は自分の中で0点の日もあれば
100点に近いときもあったり。
だけど、はいはいって言いながら、そんな自分でもいいじゃんって実は思っていた。
選手としてはいいわけないんだけど、人間としては、こっちの方が人間らしいじゃんとかって、
変な理屈を思っては稽古していた。
まあ結論としてはその時から今も全く成長していないわけです。
でも今思うのは、自分の波を理解しながら商品作りをしていこうって。
だめな時に無理やりサンプルルームにこもったって何もでてこないし集中できないし、それで
出てきたものって結局今までも没になってきたし。
でも今日みたいにいい時は、とことん一人で続けてみるようにしている。
もうそろそろ終りにしてくれないかな、っていうガードの人のオーラが痛いのだけど、
話しかけないでオーラで返事をする。
というわけで今日は集中できた一日だった。
残り三日になったダッカ生活、ラストスパートがんばるぞ。
2008/02/18 新しい場所
今日はお昼、ミルプールという地区に向かった。
なぜかというと、実は今使っているサンプルルームが5月で退去しなければならなくなったのだ。
というのもアティフさんの事務所自体が移動しなければならなくなったから。
数週間前に大家さんが来て、いきなり2倍の家賃で入ってくれるところを見つけたらからって。。。
ひどい・・・・。
まあでも大家さん契約通り4カ月前に告知したわけだから特に悪いわけじゃないんだけど。
そこで5月までには事務所もサンプルルームも新しい場所を探さなければならなくなった。
そこで今日は有力な候補地を下見にミルプールという場所に行ったのだ。
わくわく、ドキドキ。
テレビのカメラマンさんが「嬉しそうですねー。」って。
勿論。新しい場所どんなところかなーって。
まあでも心の底では期待はあまりしていなかったんだけど。
そして到着。
まだ完成はしていないんだけど、これが建設途中のビル!

勿論私たちが借りるのはワンフロアなんだけど。
多分日本人がみたらなんだよこれ!って思うかもしれないけれど、私たちにとってはかなりすごいビルなんです。
しかも完成したら二方面がガラス張りになるっていうから益々気に入ってしまった。
窓から町全体が見渡せて、リキシャやお店もいっぱい。
クリエイティブな仕事ができそうな町だ。
私がめちゃ気に入って、アティフさんもエクセレントーっていっていたけれど、完成が7月予定だというのでまだ協議が必要な様子。
でも決まればいいなぁー。
楽しみだなぁ!
あ、そうそう。最近サレハが風邪をひき始めていて、医者に行けとか薬飲めとか言っているのに全然聞かない。誰かとそっくりなんだが、心配になってきたので明日はきつく言おうと思う。
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