Eriko Blog
2007/10/31 試行錯誤
今日も疲れた。。
汗びっしょりに毎日なる完全な肉体労働者だ。
昨晩は大変だった。
ホテルに戻って部屋をあけると、私の部屋は3階なのに、水びたしになっていた。
なんで3階が洪水なんだと思う。しかも雨降ってないし。
そしてチリチリ電線がいっていたと思ったら、変な煙だしてショートした。
「部屋にちょっと来てみて。」
ホテルの人は「修理が必要だ。」ととても偉そうに言った。そりゃそうだ。
「それでどうしたらいい?」
「違う部屋にしよう。」
「はい。どこに行けばいい。」
ホテルの人は何やらいろいろと相談をして、私に来て、4階になりました、といった。
「OK、4階ね、まぁいつものことだ。」そう思って、とことこ4階にあがって。
(あれ、でもこのホテルって4階あったっけな、、。)と階段をのぼりながら思った。
「さぁここです!」とホテルの人がドアを開けると、そこには、なんとベンガルファミリーが、、、。
「ハロー!ジョイン!カモン!」とベンガル英語でご主人さんと奥さんらしき人が笑顔で迎える、、。
そして子供が2、3人うろちょろ歩き回っている、、。
「ここはお客様用の部屋?」
「違いますがとてもいい家族です!!」
あぁ、、、この程度のイライラはしょっちゅうだったので、あきれたが怒りはしなかった。
でも子供が泣いているので、仕事が集中できないのが問題だった。
「ここでは泊まれない、ほかに何かある?」
彼らはまたいろいろと相談したあげく、何と他のホテルに行ってくれ、と言ってきた。
あぁ、、、。さすがにここは怒った。お客様に対するサービスじゃないって。マネージャー呼んで説教をした。
交渉の末、いいホテルを紹介してもらい、そこに泊まることに。そして料金もこれまでと同じ料金になった。
とことこ深夜この紹介されたホテルに向かってあるいていると、やっぱり全てが問題だなぁ、、、と何とも途方に暮れる思いがする。
今朝は、気を取り直して、工場に行く。
昨日から、検品が私のルーティーンとなった。日本のみんなの作業を少しでも減らすために。そして問題を輸出する前に発見して、その場で教えるために。
検品している最中、工場のみんなを呼ぶ。私の検品を見て、どこをチェックするのか、ちゃんと見ておきなさいと教えるためだ。
トップ5人を呼んだつもりが全員が来て、検品している最中は生産がストップしてしまったので、残りの人たちは生産にあたりなさい、と、、。積極的なんだか、どうなんだか、、。
そして生産ラインの中での大きな改革をした。
生産ラインの中で5つのチェックポイントを設けて、そのポイントにその生産工程の責任者を置き、彼か彼女がその部分の検品をする。この責任者は勿論一番腕がいい人。この時点で問題が見つかればこの人が教える。工場ではこれまで一人の人が色んな仕事ができるようにみんなをルーティーンでばらばらの工程に回していた。けれどそこで責任が不明確になってしまったので、輸出毎にFIXすることにした。
そして、チェックが5回くりかえされ、私が検品する前には、かなりの確率で問題はでてこない。
もし問題があった場合は、その工程の責任者の責任なので全てが明確になった。
そして、商品を次のステージに運ぶ毎に、運ぶ箱の色を変えることにした。
そうしないと、たとえば裏地の場合、すでに縫い終わったかどうかを忘れてしまい、そのまま
次のステージに運んでしまうのを防ぐために。
勿論MHカラーの赤の箱が最終チェックポイントを通過した時の色にした笑。
更に、サンプルルームの天井から鉄のフックをつけて、かなり原始的な耐重試験をやることにした。
昨日の朝、10kgのレンガを入れたバッグをつりさげて帰った。今日見たらまだつりさげてあった。
今度は、上下の振動にいかに耐えられるかをチェックしたいのだが、どうしたらできるか一人で
考えていたら、トゥトゥが、えりこが鉄アレーみたいに数時間10kgのバッグを上げたり下したり
したらいいと子供のような顔で言った。
トゥトゥさんは太り気味というか太り過ぎなのでトゥトゥさんがやるべきだと言ったら年を取り過ぎていると
言っていて、言い返せなかった、、、。
明日もがんばろう。
2007/10/30 バングラ生活の始まり。
バングラデシュの生活が再び始まった。
成田を出るチェックインの時から、なぜか私の飛行機にはベンガル人がたくさんいた、、、。
そして到着。
アパートの検討がついているのだが、家具がまだ揃っていない為(家具マーケットに行く時間が取れていないため)今は簡易ホテルに泊まっている。
またお湯が出ない生活になったが、昨日の朝、太陽の暑さで水がお湯になっていて、非常に嬉しかった。
そしてそんな小さなことに幸せを感じている自分を見て、大学院生のころを思い出して懐かしかった。
歯磨きやシャワーは通常の井戸水で行っているがホテルのでも少量のヒ素が入っているため、本来ならば一度全部沸騰させてからの方がいい。だって下水道なんてもう何年もほったらかしで、パイプが古くなり壊れてそこからヒ素や虫が混入する。
私のホテルからいつもリキシャでアティフさんのところに行く。
今日こいでくれたリキシャはひどく運転が荒く、途中でずるっとなってしまった。
そんな彼のきているTシャツの背中には大きく「Safe Driving」と英語で書かれていた・・。
意図的にこのTシャツを買ったのかな、それともやっぱり読めなかったのかな。
こんなバングラの生活をこれからは少しずつ書いていこうと思います。
仕事はというと、私はほぼ一日のうち半分以上、サンプルルームにこもっています。
このサンプルルームは、アティフさんが通常働いている事務所の一階にある。
そこにはドイツから購入したミシンやすき機などがある。
私はいつもそこで、一人ぼっちでサンプルバッグを作っているのだ。
これまでソエルさん、アティフさんと話し合いながら進めてきた。その作業にはいいこともあれば悪いこともあった。
一番悪いのは、商品開発にかけらえる日数があまりにも短かったこと。非常に短気なソエルさんは、私が何度もこれはだめだ、こうしよう、と試行錯誤するのをとてもイライラして見ている。
私にとっては普通のことで、イライラするソエルさんを見ると、とても集中できない。
そこで、私は決めた。せっかくここにいるんだから完成形に近いところまで自分で作ってソエルさんに見せようと。
勿論時々構造的な問題を話し合わなきゃならないが。
けれど、個室で、精神的に集中して、何時間もサンプルにあたれる環境は、必須だったと今さらながら思った。
といっても、サンプルを作るって簡単じゃない。
というのは好きなようにデザインができるわけじゃなく、構造的につくりが可能かどうか考えながらやらなきゃいけないからだ。もしここがジュートだったら、おりかえし部分が2cmはなきゃいけない。そうなると今度はジッパーの部分にあたってしまうから3cmはギャップが必要だ、とか沢山のことを考えて頭の中で立体図がかけめぐる。
だから時々ものづくりを知らないデザイナーが描いたスケッチは、全く形にすることはできない。私は尊敬するべきデザイナーは、きれいで独創的なスケッチを描いている人ではなく、ものが形になるまで責任を持てる人だと思う。
サンプルルームは私の作業場としてとても貢献してくれそうである。
時が経つのを忘れ、蚊が自分の腕を刺しているのも気がつかないこの空間は私にとって最高に楽しい場所となった。
でもそのために、昨日はとても遅くまで働いてしまい、アティフさんの事務所の人にとても迷惑をかけた。
「今度からは、目覚まし時計をセットします。ごめんなさい。」
「いいですよ!ハードワーカーですね、マダム!」と笑ってくれた。
とにかくものづくりにあたれる毎日は最高に楽しい。
2007/10/25 いざ。
昨日福岡から東京に帰ってきた。
最後のトークショーが終わったのが4時で、飛行機の出発が5時だったのでかなり焦ったぁ~。
でもタクシーのおじさんが「私は福岡で一番早くて、一番安全ですから!」といってビュンビュン飛ばしてくれたおかげで、無事に空港に到着した。
福岡には良い人が沢山いる、、。そう言っている私をみんなは勘違いだよ、、と言うが、いつも福岡を去るときはいい思い出ばかり。
今回も三越の方とディナーでもつ鍋をご馳走になったり、本当に楽しくって、おかしくってお腹が痛いくらいだった。
他の支店は分からないけれど、福岡の三越さんはチームとして、とても素敵だなっていつも思う。
トークショーも沢山の方に聞いて頂いて、沢山の方に頑張ってくださいね!って言ってもらって。
50/50ラインは福岡でとても好調で、みんなチャールブラウンの色やデザインをとてもほめてくれた。
前回は私個人に対する応援の言葉が多かったが、今回はそういったことに興味がなくても商品がいいと言ってくれて買ってくださるお客様が増えたことが何よりも前進だと感じて、嬉しかった。
東京に帰った翌日の今朝、丸の内で朝7時から講演をした。
朝が早いこのイベントは過去にもやっているが、なかなか人数が集まらないと聞いていた。
しかし、講演は受付がウェブ上で締め切りになって、100名満員だと聞いた。
今日は講演していて後ろの方で立って聞いてくださる方もいて、とても驚いた。
こんな朝早くに、お金を払って来てくださるなんて、本当に考えられないや、、、と帰りの車の中で思っていた。
今日は本の内容に沿った形で資料なしでマイクだけでお話をさせて頂いた。
バングラでの自分の過去が今は本当に大昔のように感じるのは、昔話みたいに自分のことを何度も話しているからかな。
当時のことを聞かれるが、最近はリアルにどんな感情だったのか思い出せないし、頭の中には今と未来しか勿論ない。
では過去をひきずっているわけではないかというと、そうでもないが、着実に新しい世界が見え始めている。
ついに、迫ったバングラデシュ長期滞在。
クリスマスは少しだけでも一時帰国しようと思う。
腰を据えて、自分を表現できる商品を作っていきたい。
2007/10/22 福岡!
いよいよ明日から福岡三越さんでのイベントが開催です。
私はもう少ししたら福岡に向かいます。
普段は常設されているバッグ売り場から9階のイベント売り場に移動して、
新商品のMH032など含むバッグたち、木製小物も登場です。
三越さんのチラシにもボストン、ハンドバッグが掲載されています。
http://fukuoka.mitsukoshi.co.jp/event/digital/img_0710_kodawari/omote_04.swf
私は23日、24日と販売員とトークショーを天神FMのMCさんと一緒にやらせてもらう予定です。
久しぶりの福岡、三越の皆さんと、福岡のお客様、また会えるの楽しみだぁ~。
追伸:福岡から帰った翌日、25日の早朝ですが丸の内で講演を行います。
寝起きの悪い私は少々不安ですが、バングラに行く前の最後の講演、本をテーマに今回はお話します。ご興味のある方は是非お越しください。 http://www.asaexpo.net/03.html
2007/10/20 丸井
今日は気づけば5時間くらいサンプル作製をしていた。
道具がそろったので最近は日本でサンプルの部分的なものを作ったり、壊したりしている。
私ってば作業にとりかかると本当に首があがらなくなるまで没頭してしまう。
今日はスタッフが帰ってきたのも気がつかなかった。
そしてまた針で指をさしているのまで気がつかなかった涙。
そうそう。その前は丸井有楽町の下見に行った。
すごい人。
丸井の人は有楽町は客層も若干上に持っていって、環境などにも配慮した売り場作りをしていると言っていたが、そのとおりお店は緑がいっぱいだった。
でも正直人だらけで緑はあんまり見えない笑。
新しい人の動きが銀座にできていてとてもびっくり。
大好きな人っけのない道まで人がいっぱいいて、それは結構さみしかった。
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