Eriko Blog
2007/06/26 カンボジア二日目、三日目
昨日はプノンペンで朝カンボジアで胡椒を栽培し、製造し、日本およびこの地で販売しているKさんにインタビューをしました。
「こんにちは。」
とても優しそうな奥さんとKさんが迎えてくれました。
最初は30分という時間のつもりでしたが、とてもお話が興味深く、また親切で1時間とちょっと色々ビジネスについて勉強させてもらいました。
「カンボジア人は二面性がある。ビジネスをやるとなると笑顔のカンボジア人も信頼するのは本当に難しい。」という言葉を聞いた。
具体的にKさんのつらい経験も伺い、バングラデシュでの経験と重なる部分があり、やっぱり途上国でビジネスをするのは本当に大変なんだなぁとしみじみと思った。
人を信頼して、一緒のゴールに向かって仕事をするというのは先進国でも本当に難しい。途上国独特の障害は何もインフラや、物流、品質の問題だけではない。
貧しい、という言葉が引き起こすすべての問題に対して心の準備をしなくちゃいけない。
それはたとえ、目の前の人が素敵な笑顔をしようと、とびつきたくなるような素材を見つけようと。
たくさんのメモを取って、それから3時間かけてカンポットという地域にいきました。
ここではコットンの織物のトレーニングを提供しているジャイカのボランティアの女性二人にお話しを伺いました。
二人ともとても優しい方でクメール語も話せて、本当にすごい。
見せてもらったコットンの商品は、天然の原料でそめられたものもあり、やさしい風合いだった。
「近くのカフェでお話しましょう。」と言って車で移動した。
見つけた近くのカフェは、驚き。
すごく立派だし、とってもおしゃれ。
中にはまたまた外国人のお客さん。
(うわー。地方といってもこんなに素敵な場所がいっぱいあるなんて!うっかり食べたらおなかを壊してしまいそうなバングラの屋台とは大違いだぁー)
コットンのことは勿論、お二人のカンボジアの印象、いろんなことを教えてもらいました。
私ときっと年もあんまり変わらない女性がこの地でこんなに頑張っていることを知って元気をもらいました。
「ありがとうございました!」
そういって私はプノンペンにまた戻ったのでした。
さすがに少し疲れて昨日は爆睡。
そして今日。
朝10時から、シルクの工場を2件回った。
どれも品質は高くて、工場もとてもきれいだった。
しかしいずれも日本へのマーケットはまだやったことがない、或いはやったけれど失敗してしまったという。
理由は、日本でのパートナーが見つからない、ということだった。
何か私にでもできることはないか、と思ったけれど今ある商品がそのまま日本に持ち帰れるかというとやはりそうではない。
品質はまだ向上できるとしても、デザインの面で「あぁーこれほしいなぁ!」と思うものはなかなか見つからない。
デザイナーさんとも話した。
けれど、ヨーロッパで売れている商品をマネして、それをシルクにして売っているというからそれでは素材の良さをいかしたことにならないのでは、という結構つっこんだ話もした。
デザインがわかる現地の人、バングラでいうとアティフさんみたいな人を探すのはとても大変だ。
ましてこの国の人はなかなか英語が話せない。
工場から帰る途中、本屋によってクメール語の本を見た。
「あぁ、、なんだこの文字はぁ」へびみたいな文字がずらっと書かれていてすぐに意気消沈しただめな私。
でも気を取り直して20ドルで借りた車のドライバーさんに「こんにちははなんていうの?」「ありがとうは?」「私の名前はえりこですってなんでいうの?」とかめちゃくちゃ運転の邪魔をしながら教えてもらった笑。
道のりは険しいなぁー。
それでも有益な一日一日に感謝。
夕方までパソコンを開いて、本の執筆をする。
講談社の方からの赤字いっぱいの200ページの原稿を目にすると、もう現実逃避したい涙。。
アティフさんからは問題続出のメールが送られてきた、、。泣きそうになる。。
あぁ、、がんばって乗り越えて、笑顔で9月を迎えなきゃ。
日本のみんなもがんばっている。そして工場のみんなも必死にがんばっている。
私がへこたれてどうするんだ。
What's up
2007/06/24 カンボジア到着
昨日の深夜、ついにカンボジアに到着しました。
スムーズな入国審査に超びっくり。
更に道路の広さ、きれいさにまたまたびっくり。
プノンペン市内はタイのバンコクを思わせるほどの発展ぶり。
お店も、例え屋台でもどこか清潔感があって、何より人がいつも笑顔でとってもやさしそう。
道にはバイクか、タイのトゥクトゥクみたいなものか、自動車が走っています。
ついた瞬間から、レベルがバングラデシュとは全然ちがうなぁーって驚いたのと同時に、どこか拍子抜けしてしまった私。
だって、もっともっと貧しいと思っていたから。
カンボジアの人口は約1400万人。バングラデシュは1億3000万人。
カンボジアの国土はバングラデシュよりちょっと大きいくらい。
だから、カンボジアはとにかく土地がある。飢えることはまず無いという。
田舎だって食べるものには困らない。
識字率は60%後半ということだけど、教育は無償で受けられる。
一人当たりGDPは最近ぐぐっとあがって600ドル前後だという。
バングラデシュは430ドルくらいだったっけ。
でもこの600ドルには村で今でも残る物々交換が含まれていないから実際はもうちょっといいのかな。
産業としてはまずは繊維。
これはバングラデシュと同じ。
コットンは育たない気候なので原料は輸入して、縫製などの加工だけを行っている。
例えばTシャツとか、ジーンズとか。
ゴムなども有名。
ただカンボジアといえばなんといってもシルク。
今日は、まずプノンペン市内のデパートや市場をぐるぐる。
どこにいってもシルクのスカーフやバッグがうじゃうじゃある。
高いのは200ドルとかするみたいだけど、私が市場で発見したのは確か4ドルだった。。
シルク以外に何か面白いものないかなぁと探して見ても、なかなかびびっとくるものはない。
竹や籐、コットンくらい。
「あぁ、、、やっぱり難しいなぁ。」
難しいと思ったのは素材だけじゃない。
単純にこの国はこのままでも十分幸せなんじゃないかなぁと思ったこと。
街にはいたるところに外国人がいて、マッサージ屋さんもいっぱいある。
カフェやバーはとってもきれいで本当におしゃれ。
じゃあ村は違うんじゃないかな?途上国だからやっぱり都市だけリッチで、貧富の格差が村にはあるんじゃないかな?そんなことを思いつつ明日は車で3時間かかる村に行ってみようと思います!
今日、一番一番勉強になったこと。
それはポルポト政権時の虐殺が行われたトゥール・スレン刑務所を見に行ったことです。
入った瞬間に、鳥肌が立った。
中には、虐殺された人たちの白黒写真がいっぱい飾ってある。
更に中には部屋があって、実際に虐殺したときにつかった道具がある。
こんなに恐怖心をもったのは初めてだった。
入った瞬間に帰ろう、と思ったけれどやっぱり見なきゃいけないんじゃないか、と思って中に入っていった。
殺された人はみんな知識人。みんなすごくいい目をしている。
写真を見ながら、きっと素晴らしい将来が待っていたんだろうと思ったら涙がでてきた。
今も40代、50代の人たちはその頃の記憶がトラウマになって多くのPTSD患者がいるという。
メモリアムを出るとき神様にお祈りした。
私達はなんて幸せなんだろう。頑張れなかった人たち。しかも本当に理不尽な理由で。
2007/06/23 カンボジアへ出発~!
今からついについにカンボジアに行って来ます!
現地からも日々の様子をアップしたいと思います。
新しい発見がありますように。
10日間だけど後半はアンコールワットにいく予定にした。
前半はプノンペンで民間工場を視察しようと思う。
カンボジアの人ってどんな人なんだろう、、、。
バングラデシュの人より優しいかなぁ、怖いかなぁ、働き者なのかなぁ、、、。
色々妄想を膨らませつつ実りある旅にしようと思います!
追記:マザーハウス初のスタッフ募集が始まりました。
詳しくはこちら。
http://www.mother-house.jp/topics/2007/06/post_13.html
2007/06/22 お店+福岡三越デビュー!
今日は朝10時から4つも外で商談をして、最後入谷に到着して店舗の方のミーティングが夜7時から。
家具職人の新しいアドバイザーのKさんと店舗イメージ+電気設備のアドバイザーのSさんと一緒に会議、相談、質問いっぱい。
お店のイメージを作るのに、いつもノート代わりにしているスケッチブックに水彩でお店イメージを描いた。
イメージを固めるのがお仕事なのに、ついつい楽しくなって夜中までお絵かきしちゃう♪
エアコンや、電気にかかるお金をチェックして天井をぶち壊す日程を7月4日に決めた。
私がカンボジアから帰ってくるのが3日で、でもどうしても天井を壊してみたくって4日にしてもらった~。
すごい楽しみ!!
スタッフ総動員でほこりだらけになりながら、配管丸見えの天井にするんだー。
そんな会議らしくない会議をして、夜9時からまたまた面接。
結局話が盛り上がって夜11時半に終了。
そして今帰宅。
あぁ、、、疲れた。
もう明後日、明日はカンボジアだ。。
あ、最後に今日の嬉しいニュース!!!
なんとなんと皆様のおかげで福岡三越でのイベントが無事に成功し、商品をバッグ売り場で
常設させて頂けることになりました!!
ブログを読んで頂いて実際にイベントのときにご来店してくださった沢山の方々、そして福岡という慣れない街にいる私を応援してくださった方々、最後にマザーハウスの想いをきちんと理解して頂き、私と同じ情熱をもってお客様に接してくださる福岡三越の方々に本当に感謝です。
常設スタート日は7月24日になりました。
マザーハウスデビューとして、7月24日~8月12日までは大きな什器も使いフェアを行います。
バッグ達が福岡でお客様のお役に立てることを本当に心から願っています。
やらなければいけない課題や、考えることは沢山あって頭がいつもフル稼働だけど、嬉しいこと、感動したことを大切に一日一日バァーってすごすんじゃなくて、ちゃんと噛み締めながら過ごしたいなぁと思った。
最近は工場とのやりとり、アティフさんとのやりとりもハードな議論が多くてすごくアティフさんも私達以上にてんてこ舞いだと思い、今日商談があった表参道ヒルズのイデアさんでアティフさんとアティフさんの奥さん、子供のイミットレイ君(超かわいい2歳)にプレゼントを買った。
喜んでくれますように。
2007/06/19 カンボジア
今週の土曜日から10日間、カンボジアに行くことにしました。
今後のことを考えて、今の時期に少しでも次の国のことを調べておきたいなぁと思ったからです。
私は、カンボジアに行くのははじめてで、行った方に印象を聞くととてもいい国らしいので楽しみです。
ただ、10日間でわかったり感じたりできることには限界があるのは分かっているので、せめて精一杯準備していきたいなぁと思い、インターンのY君にも手伝ってもらいカンボジア調査を先週から始めました。
アンコールワットの近くのシュムリアップという地域ではシルクやそれを使った手工芸品がとっても有名。
私も一度見たことがある。
カンボジアといえばシルク、、、、。
いろんな外国人の方々がシルクのストール、クッションカバー、インテリア、作って輸出しているみたいだけど、もっと未開拓で、可能性があって、ドキドキするような素材がないのかなぁって今は漠然と感じています。
少しはクメール語を勉強しなくっちゃ。
新しい出会いと発見を祈って!
そして最近進まない仕事は二つ。
お店のイメージと、本のタイトル。
もうどっちも超重要で頭が爆発しそう~(涙)。
迷路の中でおんなじ道を行ったり、来たり、ぴょんっと飛び出してみては軌道修正したり壁にぶつかったり。もっと想像力あふれる頭脳になりたーい。
そんな風に悩んでいる私の耳には、今日も入谷に住む隣のおじさんのラジオが流れています。
下町っていいなぁ・・・。
高いビルがあまりないせいか、お昼は築地よりもずっと暑い気がする。。
なので毎日汗びっしょり。
運動靴じゃないと仕事のペースが半減しちゃうような感じ(笑)
通常通り髪の毛が邪魔になってきて、切りたいムードが高まってくる。
我慢、我慢。
あぁ、暑い夏がくるなぁ~。
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