Eriko Blog
2007/02/19 ビジネスプランコンテスト
とうとうこの日が来てしまった。
昨日は夜遅くまで練習して、今日は朝からチームのみんなの前で予行練習をして、そして質疑応答もしてもらった。
いよいよ、大手町にある東京サンケイビルに向かう午前11時。
トランクには二日前に到着した新商品が各一でつまっている。
ドキドキする気持ちと、どこかなるようになる、と肝がすわった自分、2人いた。
ビルに近づく道の前で、やっぱりアティフさんやソエルさんの言葉を思い出してしまった。
プレッシャーで心がつぶされそうになりそうだった。
でも同時に、これは私だけの夢じゃないんだって改めて思えたので心の底から勇気が湧いてきたみたいだった。
審査は1時からなのに、12時15分にはもうついてしまった。
その間ビルの外の広場でずっと音楽を聴いていた。
あぁ、柔道の試合の前もこんな感じだった。
集中するとき、私はいっつも一人になって音楽を聴く。
最初は、どんな人がくるんだろう、、とか、どんな質問がとびかうのかなぁ、、、とかそんな小さなことが
頭に浮かぶのだけど、徐々に徐々に、プラスの方向に自分をもっていく作業をした。
今まで乗り越えてきたこと、そして流した涙の数は絶対に誰にも負けないし、全ての選択肢を犠牲にして起業という道を選んで、今その険しい道のりを一ミリの後悔の念もなく毎日必死に歩いているということ。
だめでもよくても、私は今までやるべきことをやってきたんだってそう思って9階の控え室に向かった。
スタッフの方といくつか言葉を交わしていよいよ私の時間になった。
「それでは準備をお願いします。」と促されて審査会場に入ると8人の方々がコの字で資料に目を通していた。
(がんばれ、えりこ)
お腹にぐっと力を入れて、大きな声で挨拶をした。
司会の方が「それでははじめてください。」といった。
プレゼン時間は10分間。そして質疑応答で10分だった。
短いその時間はきっちりと決められていて、時間が過ぎるとたとえ途中でも鐘がなって中止になる。
私は練習していたとき12分、13分という長さだったので頭でどの部分をショートカットするか少し考えた。
そして前半、設立経緯を話し、後半、組織体制、アドバイザー制度、そして生産から小売まで一貫して行うSPA型であることの強調、そして春コレクションのデザインコンセプトを説明しながら商品を実際に見せ、最後に今後5年間の事業ビジョンを年商、取扱商品、販売先ごとに報告。
そしてマザーハウスの夢を気持ちいっぱい込めて伝え、丁度時間が終わった。
息つく間もなく質問がとびかい、それは生易しい質問ではなかったけれど、一つ一つ、ロジカルな回答になるよう気をつけながら答えていった。
時折、うん、うん、とうなづいてくれる審査員の方がいると思えば無表情の方もいた。
けれど、精一杯、全ての質問に答え、時間が終わった。
早口になってしまったからなのか、或いは大きな声を出したからなのか、なぜか息があがってものすごく疲れて、汗をかいてしまった。
ビルを出て、また来たときと同じ風景の中にいた。
終わったんだぁ。。そう思ったら急に脱力感が溢れてきて、少しベンチに座って深呼吸をした。
こんな挑戦ができたことに感謝しようって思った。
こんな緊張と、ドキドキを経験できて、そしてものすごい人達の前で自分の事業について説明することができて、はじめて自分のビジネスをこういった形で発表する機会だった。
ありがとうございました、とつぶやいて会場を後にしようとしたらなんと、チームのスタッフが会場の前で待ち伏せしていた。
「どうだった?どうだったーー?!」って駆け寄ってくるので思わず、幸せものだなぁってジーンときた。
まずはご飯を食べよう、ということになって、早速年間スケジュールの会議になるあたり、休まる時間がないなぁと心で苦笑。
(本当によかった。無事に終わって。もう緊張することもないし、仕事に集中しよう)
アティフさんに電話をした。
「終わったよー。」
「どうだった?」
「うん。ベストは尽くしたと思うから、後悔はしていない。」
「そうかー。よかったよかったー!とりあえずおつかれさま。」
一息つく暇もなく、アティフさんから次回の生産スケジュールがタイトすぎること、石油価格があがっていて空輸代があがっていることを報告され、またまた頭痛がして英語とベンガル語がごっちゃになってしまった。
明日は朝5時から代官山でウェブサイトに使う物撮りをする。
カメラマンさんもデザイナーさんもがんばってきてくれるから、がんばらないと。
今日という日、ベストを尽くせたこと、本当にありがとうございました。
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